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2005/08/05

MotoGP Rd.10 ドイツ・ザクセンリンクの赤旗

MotoGP 第10戦、ドイツGPを観た。
レース自体の内容もさることながら、その運営の仕方に感心させられた。具体的には、赤旗の扱いについてだ。

もともとヨーロッパではモータースポーツが盛んで、特にスペイン、イタリアでは二輪レースは非常に人気がある。ドイツも例外ではなく、最近はあまりパッとしないが、かつてはラウディスやワルドマンといった一流のドイツ人ライダーがGPに参戦していた。そういった素地があるからなのかもしれないが、運営側がモータースポーツの安全性を確保する事を何よりも最優先させている姿勢が伺えた。

今回、125のレースとMotoGPのレースで赤旗中断があった。125のレースでは、22周目に11番手走行をしていたジレラのポッジャーリ選手が転倒。ポッジャーリは大きな怪我も無く、コース外に逃れたが、ジレラのマシンが直線コースの真ん中に取り残された。しかし、走行ラインからは外れた位置なので、黄旗を呈示した上で、バイクの流れが途切れた所を見計らって、マーシャルがバイクをどかしに行くかと思っていたら、即座に赤旗が振られていた。

MotoGPの方は、6周目にスズキのホプキンス選手が派手にハイサイドで転倒。ホプキンスは転倒時の衝撃で、コースの端で動けなくなっていた。この時も、即座に赤旗が呈示されていた。

どちらのケースも、なんのためらいも無く赤旗が振られたことに少々驚いた。125のレースなどは、赤旗を振った時点で規定周回数をクリアしていたので、あと5周程残っていたレースが、その場で終了になってしまったのだ。走っていたライダー達も、なにやらすっきりしない顔のままピットに帰って来ていた。

また、今回のレースでは、ドイツ国営放送がレース中継を行い、その放送時間に合わせる為に、MotoGPのレーススケジュールが変更されていた。レースの中断はそんなTV放送にとって、迷惑以外のナニモノでもないだろう。MotoGPの運営側にしても、プロスポーツである以上、TVの放送スケジュールを優先させたい思いが、少しはあったと思う。しかし今回、裏でそういった事が考えられているような時間を感じさせる事も無く、サーキットの運営側が赤旗を出した事は非常に評価できると思う。

今回の赤旗をみて、加藤大治朗選手の鈴鹿での事故を思い出していた。
あの時、何人かのライダーが、すぐに赤旗が呈示されなかった事に疑問を投げかけていた(そして実際、赤旗は呈示されず、レースは続行された)。その後の事故調査の報告で、旗の呈示や救護の手順、運営について、落ち度は無かったとされているので、ここではその是非は置いておく。でもあの悲劇から得られた教訓が、今回の赤旗呈示に少しでも反影されているのだとしたら、すばらしい進歩だと思う。

モータースポーツを健全かつ安全なものにしようとする努力が、より一層、世界中のサーキットで深まる事を期待したい。

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