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2005/12/14

宮崎駿もヤキが回ったか

スタジオジブリの新作長編アニメが発表された。
アメリカのファンタジー、『ゲド戦記』を長編アニメ化し、来年の夏に公開するらしい。

ここまではいい。

だが、その監督に、宮崎駿の長男が起用されるという。
この長男、吾朗氏は、監督どころか、アニメ製作に関わること自体が初めてだという。大丈夫なのだろうか。

親がある分野で優れた才能を発揮しているからといって、その子供にもその才能が引き継がれているとは限らない。実際、親が偉大な業績を残していればいるほど、子供はパッとしないことが多い。漫画界では、例えば手塚真や小野寺丈なんか、いい例だろう。まじめな話、小野寺丈の芝居なんか、見れたもんじゃない。これ以外にも、スポーツでも、芸能界でも、政界でも、鳴り物入りの二世三世が、偉大な初代をこえた活躍をしたところを見たことがない。

ホンダの創設者、本田宗一郎は、社長を世襲制にすることの弊害に早くから気が付いていて、自分の息子をホンダに入社させることすらしなかった。少なくとも、宮崎駿は、そういうことを誰よりも強く認識していると思っていたので、このニュースはかなり意外だった。ヤキがまわったのか、それともジブリですら人材が払底しているということなのか。いずれにしても、世界に誇る日本のアニメ業界も、雲行きが怪しくなってきたと言えるのではないだろうか。

ここ数年のジブリのリリースをみていると、宮崎駿以外の監督作品で不発して、その後、宮崎作品でヒットする、というパターンがある。今回もこれ狙いだったりしてね。

まぁ、ともかく、優れた作品ができて、こんな余計なお世話の心配が払拭されることを期待する。

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