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2006年3月の5件の記事

2006/03/25

種の壁を越える、愛

子猫が生まれて一週間が経った。3匹とも順調に育っている。
今朝体重を計ってみたら、茶虎200g、黒195g、灰色185gと、それぞれ生まれたときの倍くらいの大きさになった。

母猫のトントもすっかりお母さんらしくなった。基本的には一日中子猫のそばに張り付いて、甲斐甲斐しく面倒をみてやっている。でも一日に何度かは、息居抜きに寝床のカゴを抜け出して、人に甘えにやってくる時がある。その隙に、赤ん坊を狙う影があった。

我が家のビーグル雑種のヨン(♀4歳)だ。

ヨンは、子犬の頃から犬に慣れた我が家の猫どもに囲まれて生活してきた事もあって、基本的に猫が大好きだ。また、ヨンが我が家に来てから半年くらいたった頃に、私が生後一週間くらいの子猫を4匹保護して育てたことがあり(そのうちの一匹が、←の画像の猫、ごま♀)、その子たちの母親代わりとしてなにかと面倒を見ていたこともあって、特に子猫が好きでたまらない。今回も、出産が一段落してからと言うもの、子猫の鳴き声を聞く度に、心配して世話をしたくてウズウズしていたのだ。

幸いトントもおとなしい優しい性格の猫なので、あまりヨンに対してキツイ警戒や攻撃はしてこない。それをいいことに初めのうちは、トントの頭上を飛び越えて、背中の側にいる子猫に鼻先を当てたりしていた。さすがにこれにはトントもいい顔をせず、多少は手が出るようにもなったので、最近はトントがいる時にはあまり近づかないようにしているみたいだが、トントが餌を食べているときとか、上記のように息抜きに抜け出したときとか、今がチャンスとばかりにスススーッとカゴに近づいて、一生懸命子猫のお尻をなめてやったりしている。ヨン自身は早くに避妊手術をしたので、出産経験も犬の子育て経験もないのだが、動物に備わっている母性本能なのだろうか、犬なりに頑張って世話しようとするその姿に感心するとともに、種を超えた愛情を、微笑ましく思う今日この頃である。
偉いぞ、ヨン。

ただ、母親のトントがカゴに帰ろうとする時に、うなって怒るのはやめようね。

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2006/03/17

虚弱猫トントの出産

昨夜、2時頃だったか、飼い猫の茶虎のキジ猫、トントが子猫を三匹出産した。

トントは昨年の秋頃に、母親が勤め先の近所で拾ってきた猫だ。拾ってきた当初は骨と皮だけの、餓死寸前のような猫だった。息も荒く、胸とお腹を大きく動かして、ゼェゼェ言いながら呼吸をする。ぱっと見て、猫エイズか白血病で末期の年寄り猫か、と考えた。母もその姿に見かねて、せめて最後くらいは楽にさせてやろう、と拾ってきたのだ。

しかし、よく観察してみると、ちょっと末期猫とは違う。
まず顔がきれいな状態だった。猫エイズ末期の猫などは、目やにがひどく、口の中も荒れているのが普通だ。また、特に下痢をしているわけでもなく、毛もさすがにパサついているが毛並みは悪くない。しんどそうに横になっていることが多いが、動けないわけでもない。餌も少食ではあるが、普通に食べている。ガリガリに痩せて息が荒い以外は、意外と健康体なのだ。不思議に思いつつ、しばらく様子を見ることにしたが、十日ほど経っても相変わらず荒い息で痩せたまま。通常、栄養状態のよいカリカリキャットフードを食べていれば、せめて体重くらいは増えるだろう、これは寄生虫でもいるのか、と母が動物病院に連れて行ってみて初めて事情が分かった。

この子は思っていたよりも若い猫で二~三歳くらいだろうとのこと。痩せているのは寄生虫のせいでも病気のせいでもなかった。レントゲンを撮って分かったのだが、横隔膜が肺のほうに上がっているとのこと。どうやら、交通事故とか誰かに蹴られたとか、物理的な衝撃を受けてそうなったようだ。そのせいで肺が圧縮されて息が荒くなり、内臓も十分に機能していないらしく栄養摂取が悪い。そのためなかなか太れず痩せていて、また体力も低いままなんだとか。外科手術でなおす事もできるが、個体への負担が大きく、この体力では耐えられないだろう、幸い普通に生きていく分には問題がないようだし、このまま世話してやった方がいい、とのことだった。

まぁ、そんなこんなで、トントは我が家で静かな猫としての生活を送っていた。もともと飼い猫だったらしく(どうやら前の飼い主は夜逃げしたらしい)、人なつこく、性格もおとなしい子で、まさかサカリがついていたとは誰も気がつかなかった。我が家には他に6匹の猫がいて(犬とウサギも各一匹いる)、ちょうどそのうちの一匹が避妊手術の時期だったので、そっちに気をとられていたこともある。
ある日、ふと気がつくとトントのお腹が一回り大きくなっていた。ようやく栄養状態がよくなってきたのか、と考えていたら、妊娠していたのだ。

それはそれで、そこまで猫として健康体になってきたのか、と喜ばしい事なのかも知れないが、気がかりなこともあった。先述の動物病院の先生に、やはり体力的な面からトントの避妊手術はできないし、まして出産なんて、最悪母子共に死ぬかもしれない、と言われていたのだ。そうはいっても、もうこうなったら成り行きにませるほか仕方がない。交尾の時期が特定できないので、正確な日はわからないが、出産は四月初旬頃だろうというので、それを待つことになった。

昨夜、風呂に入ろうとしたら母親の寝室の灯りがついている。どうしたのかと思ったら、母の布団の中で、出産が始まっていた。

最初に生まれてきた子猫はトントに似た茶虎だった。かなり小さい。やはり早産なのか、それともトントの身体的な制約のせいなのか。しかし、生まれても、親のトントはあまりかまってやろうとしていない。どうやら、かなり体がしんどいようだ。子猫も声はあげるものの、すこしぐったりとして、体温が低下している。やはり駄目か、と思いながら、体を拭いて、暖めてやる。しばらくすると、子猫はトントのお腹をまさぐり始めた。一生懸命乳首をくわえようとするが、どうもうまくいかない。何度も乳首のところへ顔を持って行ったりしているうちに、二匹目の出産が始まった。今度は黒いキジ猫だ。なんとか産み落としたものの、やはりトントは疲れてしまい、臍の緒を切れないでいる。母が何とか処理したが、子猫は声を上げない。鼻や口をテッシュで拭いて、逆さにして少し振ってやる。かすかに鳴き声を上げた。とりあえず一安心。

しばらくすると、二匹はなんとか元気がでたようで、鳴き声を上げて母猫にとりつくようになった。まだお腹に一匹ほどいそうだったが、とりあえず大丈夫そうなので、その場は母に任せて寝ることにする。翌朝見てみると、もう一匹、灰色の子猫が生まれており、三匹そろって乳を吸っていた。体重を計ってみたら、灰色が85g、黒が100g、茶虎も100gだった。少々小さいが、なんとか基準値内である。

もちろんトントも元気である。出産中はあまり母猫らしい姿をみられなかったが、今はしっかりとお母さんをやっている。私が体重を計る為に子猫を取り上げると必死になって取り返しにくる。母子共に死ぬかも、と言われていたのが不思議なくらいだ。生物ってのは、すごいもんだ。

新しい命の誕生に、人間だけでなく、他の猫や犬もそわそわしている(ウサギはさすがに無関心)。
とにかく元気に成長して欲しい。また折を見て記事にします。

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お門違いだろ

「負けたのに楽しみましたとは…」JOC強化本部長、怒る

2006年03月16日19時45分

 「マナーが悪い選手がいる」「負けているのに楽しみましたとはどういうことだ」――日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部会で16日、トリノ冬季五輪での不振について、福田富昭選手強化本部長が各競技の強化担当者に怒りをぶちまけた。

 竹田恒和JOC会長とともにこの日朝、自民党の文部科学部会と文教制度調査会の合同会議に呼ばれ、厳しい意見が相次いだことが火に油を注いだようだ。「スポーツへの関心が高くなっている中、しっかりやらないと支援してもらえない」と訴えた。

 ただ、本部会後は「JOCとしては競技力向上への関心が高まるのはありがたいこと」といたって冷静。自民党には強化費用の支援を要請したという。

asahi.com

マナーが悪い選手について怒るのは結構だが、「負けているのに云々」については完全なお門違いだろう。本来スポーツとは個人に属するもので、みんなまず第一に自分の満足の為にやっている。もちろん、競い合っているのだから、勝つに越したことはないが、みんなが勝てるわけではないのだから、負けても仕方あるまい。そもそも『参加することに意義がある』のがオリンピックではなかったか。

「オリンピック参加には税金が使われ、国の代表として参加するのだからその責任を感じろ」という事なのだろうが、これも筋違い。代表選手はみな、メジャーなスポーツでもなく国内の練習場の確保さえ大変な冬期種目で、各自の事情や環境にもめげず、日々地道な努力を積み重ねてトップアスリートになった人たちばかりなのだ。むしろ国が彼らに対して、日本の代表となってオリンピックに参加して欲しい、と頼んでいるのが本当だろう。そういう人たちに対して税金が使われるのは当たり前の事だ。

「スポーツへの関心が高くなっている中、しっかりやらないと支援してもらえない」こういう考え方がいけない。これでは、『オリンピックで頑張りましたからご褒美のお金をください。』と言っているのと変わりない。もっと国に対して大きな態度で出るべきだ。

『普段からロクな支援もしないくせに、オリンピックの時だけメダルメダルとうるさい! 選手たちは、本来国や行政が負担しなければいけない部分をカバーして、毎日手弁当で頑張っているのだ。オリンピック選手強化を通じて競技人口の底上げを図り、その結果、国民の健康的な生活の向上、健全な精神の育成につなげることが国の責務だろう! 悔しかったらザウスの買い取りでもやってみろってんだ!』

これくらい言ってやればいい。
どう考えても怒りの矛先が間違っている。

余談だが、先日フジテレビのジャンクスポーツで某女性柔道選手が、「柔道なんて4年に一度、オリンピックの時しか注目されない」とぽろっと言っていた。
そうだよねぇ、それでいてメダルとれなきゃ「お家芸がなんたることだ!!」とか非難されるんだから、やっぱりどこか、おかしいよね。

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2006/03/16

二つの『拒否』

『拒否』行動のニュースが二つ、立て続けに報じられた。
一つは岩国市の、米軍機移駐の賛否を問う住民投票。
もう一つは、99年に山口県光市で起きた母子暴行殺害事件の、最高裁での口頭弁論だ。

岩国市の住民投票では、基地移転賛成派による住民投票拒否を呼びかける運動が展開された。岩国市議会の議長は、

「今回、反対、棄権は民主主義に反すると言われているが、敢えて投票に行かないのも民主主義の行使です」

と、投票へ行かないように呼びかけたそうだが、こんなのは詭弁でしかない。自身も民主主義で選ばれた身であることを、真摯に振り返るべきだ。

また、最高裁の口頭弁論については、準備不足等を理由に弁護士が出廷を拒否、弁論を開くことができなかった。欠席した弁護士は死刑制度廃止論者であるという。死刑制度の是非についてはここではおいておく(ちなみに、私はどちらかというと廃止論者だ)。今回、死刑判決が確実視される中で、その阻止の為にこのような戦術をとった、とは明言していないが、この裁判の担当判事は今年の5月で退職するそうだし、弁護士の信条の為に、横車を押していると取れ無くもない。いずれにせよ、少なくとも自身の信念の元に行動しているのであれば、『現在の法律では死刑が認められているのだ』と言う遺族の叫びにはきちんと応えるべきだろう。

どちらもその背景には、いろいろな利害関係や思惑やら、一言ではかたずけられない複雑な問題がある。しかしだからといって、ハナから勝負にならないようにと、投票に行かないように呼びかけたり、欠席したりと言うのは、戦術としては認められるとしても、やはりズルイと思う。法律的に不正では無くても、正しい行動だとは言えまい。

こんな感じの『目的の為に手段を選ばず』という態度を過度に正当化するような最近の風潮に、何とも言えないやりきれなさを感じる今日この頃だ。

気がついたら、このブログを開設してから一年が経っていました。時が経つのは早いモノですなぁ。

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2006/03/01

ナルシスト議員の乱

いわゆる『疑惑の堀江メール』を巡っての、ここしばらくの政界の騒動。昨日の永田議員の謝罪(?)会見を受けて、新聞各紙、TV各局はそれぞれに論争討論かまびすしい。おおまかに言って、どこも民主党および永田議員に批判的である。

まぁ、当たり前だろう。あれだけ証拠をつかんでいるようなことを言っておいて、フタを開けてみたら何もなかったのだ。もともとの情報の脆弱さもあきれるばかりだし、ハッタリだけで乗り切ろうなんて、国会をナメているとしか言い様がない。それでなくても問題山積みなのに、余計な事で時間を浪費したことは、国民の利益を大きく損ねる背信行為に等しい。

永田議員という人は、学歴などを見ると非常に頭のイイ人らしいが、今回の事だけでなく、これまでの事も含めて人物像をみてみると、ただ単にナルシストの目立ちたがり屋で、ハッキリ言って国会議員の資質はないように思える。今回も、功名に駆られてエエカッコシイがしたかっただけのようにしか思えない。会見前、入院先の病院からでてきての最初の言葉にも、その自己愛ぶりが見て取れる。

『ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。』

迷惑はともかく、誰もアンタの心配なんかしていないよ。
鳩山さんによると入院は『肉体的・精神的に憔悴した状態』だったからだそうだが、思っていた通り、やつれた感じもなく、血色もよかった。よほど快適な療養生活だったのだろう(^◇^)。こんな目に遭っているにも関わらず、どこかまだ、『自分は正しい』とでも言いたげな会見内容も、見ていて気持ちのいいものではなかった。正直、選挙区は違うが千葉県民として恥ずかしい。

国会での懲罰動議は確実だろう。自分から議員辞職していれば、すこしは見直したのだが、いずれにせよこのタイプの政治家も、国会から消えてほしい事には変わりはない。

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