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2008年6月の6件の記事

2008/06/27

天気晴朗なれど風強し【MotoGP第8戦イギリスGP】

霧のロンドンならぬ雨のドニントン、という印象が強いドニントンパークサーキットでのイギリスGP。しかし今年の決勝日は、雲は多いもののその合間からは爽やかな青空が見られる晴れのドライコンディション。ただし風が強かったtyphoon。125ccクラス開始時点で秒速7.2m。テレビのマイクが風の音を拾いまくり、グリッド上ではパラソルガールが広げる傘を数人のチームスタッフが周りで押さえる姿も(←だったら閉じれば良いのにcoldsweats01)。

125ccクラスは、今度こそドライで勝ちたい18歳のイアンノーネが5番グリッドから飛び出し、その後を自国GPで気合いが入る9番グリッドスタートのスコット・レディング15歳が追いかける展開に。今期ここまで、結構10代のライダーが活躍しているように感じていたが、意外にも実際に勝ったのは中国でのイアンノーネだけ。やはり勢いだけでは簡単に勝てないんだね。しかし酸いも甘いも噛み分けたハズの年長組は、パブロ・ニエトがオープニングラップで、チャンピオンのタルマクシも2周目で早々にリタイア。パッとしませんな。

お互いにファーステストラップを出しながらのイアンノーネとレディングの争いは、残り6周、イアンノーネの転倒で呆気なく片がついた。またしてもドライで勝てなかったイアンノーネ。着実に速さは身につけてきてるんだけれどね。結局、レディングがそのままトップでゴールし、GP優勝の史上最年少記録を更新した。さらにこれまた意外だったのだが、イギリス人ライダーの125ccクラス優勝は、実に35年ぶりだったという。どうりでイアンノーネが転けた時、歓声がスゴかったワケだ。

坂田選手が乗れていると言うポイントランキングトップの前戦優勝者、マイク・デ・メッリオが予選20番手から残り16周で一気に3位まで浮上、イアンノーネの転倒もあって2位表彰台獲得。3位にはこれまた15歳の体重30kgちょっとライダー(ちっちぇー)マルク・マルケスが入賞。未成年者が二人も表彰台に立ったせいで、用意されたシャンパンは一本だけ。最初、シャンパンガールから瓶を手渡された勝者レディングは、『え、俺? やっていいの? でもマズいんぢゃね?』といった表情で隣のデ・メッリオに手渡していた。デ・メッリオも優勝してたらまだ絵になったが、2位で一人でシャンパンファイトはやりづらかったろうなぁ。

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今回からニューシャシーが投入され、電気系とエンジンも少し改善されたという小山選手は、予選で今期最高の9番グリッドを獲得。トップグループには及ばなかったものの、中段グループでしっかりバトルして6位入賞。中上選手は予選こそ21番グリッドだったが、レースでは後半に抜群の追い上げを見せて初のシングル8位フィニッシュ。さぁここから巻き返しだ!

250ccクラスは5番グリッドからスタートの高橋選手が、もう少しでホールショットを取りそうな出足を見せてくれたので序盤大いに期待するも、またエンジンの調子が悪くなったそうでずるずると後退。完走を目標になんとか9位で走りきったが、マシンの性能差が出にくいここでポイント稼げなかったのは残念。

レースはまたしてもバウティスタとシモンチェリの争いに。ただ今回は、レース後半までシモンチェリが前でバウティスタが後ろといういつもと逆のパターンに。

今回、KTM勢はカリオとシモンにニューフレームを投入したらしい。そのせいかこの二人の調子がいい。カリオは予選こそ14番手と出遅れたが、6周目には6位に浮上。最終シケインやメルボルンヘアピンに、リアを大きくスライドさせながら進入する姿はとてもカッコいい。そしてタンクが軽くなるレース残り7周でサーキットレコードを叩き出し、一気にトップの二人に追いついた。

カリオが二人に追い付く少し前の残り8周、バウティスタがトップに出る。バウティスタ、シモンチェリ、少し遅れてカリオとなってレース残り2周、バウティスタとシモンチェリが1分32秒台のファーステストラップでカリオを引き離しにかかる。この二人の一騎打ちになるかと思われたその周の最終コーナー、シモンチェリが強引にバウティスタのインに進入、停まりきれずにラインを外してしまう。衝突を避けるためにバウティスタもアウトにはらみ、その隙にカリオがトップに躍り出て、カリオ、シモンチェリ、バウティスタの順に。結果的にバウティスタはこの時点で3位が決まってしまった。シモンチェリは必死にカリオを追いかけたが及ばず、そのままの順位でフィニッシュ。カリオはヘレスの再現のような漁夫の利だった。

収まらないのはバウティスタ。いつもは温厚なイメージのある選手だが、パルクフェルメでもインタビューでもシモンチェリに苦言を呈していた。まぁ、あの抜き方じゃそりゃ怒るよね。シモンチェリは今シーズン、何度か物議を醸すライディングをしていることもあってか、今回はかなり神妙な顔をしていた。絡んで転ばなかっただけでもラッキーだったと言うべきか。しかしバウティスタは、P.P取ると勝てない、という変なジンクスを抱えちゃった。かわいそうに。

MotoGPクラスはランキングトップのロッシにとって、GP参戦200戦目の区切りとなる記念のレース。こういう時のロッシは強運に恵まれているのだが、今回は予選、決勝を通じてチャンピオン、ストーナーが絶好調。レースの行方や如何にsign02

レース前のウォームアップ走行でストーナーがいつも最後にグリッドにつくのは、暖めたタイヤをスタートまでに冷やさない為という辻本さんの解説には感心させられた。やはりチャンピオンになる人は細かい事にも神経を使うモンなんだなぁ。

レース開始とともに、そのストーナーが飛び出して行く。ロッシはスタートのタイミングこそ良かったが、その後マシンが伸びなかったように見えた。それでも2番手でストーナーを追いかけるが、早くもこの時点でストーナーとの差がつき始めていた。

そんな1コーナーで、地元の期待を背負ったトーズランドがスタート早々に転倒。

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今回、3クラス通じて一番かわいそうだったのはこの人だろう。右のステップを無くしながらも、地元ファンの声援に応える為に最後まで走り切ったが、ドンケツ単独走行で当然ポイント圏外のイイトコ無し。レース後に落ち込む彼を暖かく称えるファンの姿が素敵でした。

レースはストーナーがどんどん先行し、2番手以降の順位が激しく変動する展開に。序盤はドビィジオーゾの調子がいい。今回からニューマチックバルブエンジンを実戦に投入したヘイデンも、珍しく序盤から上位につけている。予選9番グリッドだったペドロサもヘイデンの後ろにつけている。

やがてロッシが三番手以降を引き離し始め、それに合わせてペドロサがドビィジオーゾ、ヘイデンをかわして追撃に入る。中盤でペドロサはロッシに追い付き、しばらく抜きつ抜かれつの2位争いが。今回、YAMAHAが調子悪いのかHONDAが調子いいのか、RC212Vの方がYZR-M1より直線での加速に優れていたようだ。ペドロサのエンジンは旧来のバルブスプリングだから、余計にYZR-M1の伸びの悪さが気になった。しかし、ペドロサのミスをキッカケにこの勝負は決着がつく。どうもペドロサは競り合いに弱い。

予選3番手フロントローを獲得したバーミュレンは、レースが進むにつれ徐々に順位を下げる事に。やはり雨が降らないと勝負にならないか。怪我を抱えながらも順当に走っていたホプキンスは、今期三度目のマシントラブル。以前、『三度目(のメカトラブル)は許さない』と言っていたけれど、今回は今週末のアッセンでの挽回に集中するとの事。しかし、SUZUKIとKawasakiは昨年の好調さが完全に影を潜めてしまった。一応ワークスなんだし、もう少し上位をかき回してほしいなぁ。カピロッシの代役のベン・スピーズが初MotoGP初サーキットで14位完走ポイント獲得できたことと、ここまで全くいい所がなかったアンソニー・ウエストが10位に入れた事は今後の明るい材料になっただろうけれど。

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2年連続AMAチャンピオン。なんかスゴいライディングフォームだcoldsweats01

序盤は元気のよかったヘイデンだが、やはりまだエンジンが完全ではないようで、順位が上がったり下がったりしているウチに、結局ずるずる下がって行ってしまった。でも新しいエンジンは彼のライディングには合っているようなので信頼性さえ上がれば面白い事になるかな。たまにはペドロサのハナをあかしてやろう。

結局、ストーナーが昨年のような強さを見せつけ、2位のロッシを6秒近く引き離して優勝。ロッシは200戦目を優勝で飾れなかった。ペドロサは3位に。ここにきて完全復活を遂げたストーナーはポイントランキングでも3位に浮上。ポイント差も45ポイントと、まだまだ挽回可能な位置にいる。これでますますチャンピオン争いが読めなくなってきた。

あと今回、怪我の影響から予選は17番手とふるわなかったロレンソが、レース後半にまたしてもすさまじい追い上げをみせて6位になっている。今回の上位三名にロレンソを足したこの4人を、2000年代の『四強』と呼んでもいいだろう。ミック・ドゥーハンがチャンピオンになってからこれまで『一人の強いライダー VS その他大勢』の図式が長く続いたGPだが、このままいけば少なくともロッシが引退するまでは、毎戦激しいレース展開を楽しめそうだ。ワクワクするね。

それと、ストーナーの復活はいいのだが、ドゥカティ自体はあまり状態良くなってないよね。サテライトの二人はともかく、メランドリがなぁ。今回ポイント圏外だもんね。なんとかしてやってよ。

おまけ。今回気に入ったパラソルガールlovely

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足細っsign03

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2008/06/13

みんながみんなそうだとは思わないが

「気に入らないなら職変えて」大阪府の橋下知事が朝礼で激怒

2008.6.12 12:42

 「知事を人として尊敬できない」「民間では考えられない物言い。上司として注意する」。12日午前、大阪府庁新別館で開かれた朝礼で、職員と橋下徹知事との間でこんなやりとりがあった。知事の改革への姿勢を批判した男性職員に対し、橋下知事は厳しい言葉で応酬。「私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」とやり返した。

 朝礼は46歳以上の課長補佐級職員が対象で、この日は約140人が出席。男性職員は非公開で行われた意見交換の場で「職場の士気が下がっている。知事を人として尊敬できない。公務員は兼業を禁止されているが、知事はテレビに出演している」と発言した。

 職員はさらに、士気低下の要因として人件費の削減や庁舎の全面禁煙など5点を挙げ、「大阪ミュージアム構想や水都は思いつき」「『選挙で負託を受けた』と言って自らを正当化している」などと橋下知事を批判した。

 これに対し、橋下知事は「一般職員と特別職員は責任の重さが違う」とした上で、公務以外の番組出演は断っていることや、今月中にも受け取った出演料の額を公表する予定があることを説明。職員の発言については「民間では考えられない物言い。ここは団体交渉の場ではない。上司として、その言い方に注意をする。私のやり方が気に入らないなら、職を変えてくれ」と厳しい言葉を投げつけた。

 朝礼は改革の姿勢を職員と共有するため、橋下知事の意向で3月からスタート。1回目の朝礼でも、女性職員が「どれだけサービス残業をしているか知っているのか」と発言し、物議をかもした。

MSN産経ニュース

大阪府職員と橋本知事とのごたごた話。大阪には何のエンもユカリもないので、これまではテキトーにニュースを流していたのだけれど。

『人として尊敬できない』ってcoldsweats01。だったらどうだっつーんだ。知事に改心しろってか? それとも、尊敬できない上司の下では働きませんというサボタージュ宣言か?

この記事読んでから気になって、いくつか過去に遡ってこれまでの記事を読んでみた。給料減らされて憤慨する気持ちは判るけれど、それでもニュースに取り上げられている府職員の発言と対応はヒドいね。

サービス残業についてテレビの前で糾弾しておきながら、自分では一切サービス残業していないという女性職員。30代で手取りで月34万円ももらっているのに少ないという中学校の職員。わずか5%の退職金カットに『私なりに前向きに仕事をしてきた。最後のしっぺ返しがこれかと。後出しじゃんけんが悪いことは子どもでもわかりますよ。』と批判する男性職員。

これらの府職員の方々は、大阪府が打ち出の小槌を持っていると思ってるようだ。自分たちのこれまでの不作為は棚に上げて、既得権益を守る事に汲々とするばかりで、今後自分たちなりにどうやって経費削減に努めるかとか、どうやって質を低下させずに府民へのサービスを維持していくか、といった前向きな発言がちっとも聞こえてこない。読んでいて気分が悪くなる。

もちろん、こんな府職員ばかりではなく、一生懸命公僕としての仕事に励んでいる職員の皆さんの方が大勢だとは思いますが、それでもこんな職員養う為に税金払っている大阪府民にちょっと同情します。

折しもウチの市から市民税・県民税の納税通知が届いた。でも、こんな記事読んだ後だと払う気萎えるなぁsad

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2008/06/10

スペインは今日もお祭り【MotoGP第7戦カタルーニャGP】

情熱の国に再来のMotoGP。第7戦はバルセロナから20キロのカタルーニャサーキットで行われるカタルーニャGP。相変わらずの観客数と盛大な爆竹。そりゃライダーのモチベーションも上がるだろう。

125ccクラスの解説に、いつもは250ccクラスを担当している青木琢磨が登場。坂田選手はどうしたのか、と思ってたら国際映像に映ってた。カタルーニャにいました。そういえば昨年もカタルーニャに出向いて、小山選手にアドバイスをしていなかったけか? 確かそれがキッカケになって、小山選手の調子も上向いていたはず。今回も同じような事が起きる事を期待しつつレースを観る。

ここもストレートが1047mもあるせいか、序盤はムジェロと同様に10台前後の集団に。地元スペイン勢が元気に前に飛び出してくる。青木琢磨曰く『レースの展開が若い』。そうこうするうちに、スペイン勢はハッチャケ過ぎたか、勝手にどんどんレースから脱落。まずセルヒオ・ガデアがニコラス・テロルに接触されてコースアウト。でも最終的に9位まで順位を回復できたからまだよかったが、そのテロルはレース中盤にマイク・デ・メッリオ(仏)と集団を抜け出し、レースをひっぱるも残り2周で転倒。トップ集団にいたホアン・オリベも残り3周で変な転け方でリタイヤ。結局最後までの残ったスペイン人選手は16歳でP.Pを獲ったポール・エスパルガロだけ。チャンピオンのガボール・タルマクシにラストラップにブレーキングで仕掛けられるもなんとか押さえて、前戦ムジェロの雪辱を晴らす2位獲得。ディ・メッリオと共にスペインのメーカー、デルビ(中身はイタリアのアプリリアだけどね)の1-2フィニッシュを飾った。

優勝の63番マイク・デ・メッリオと、
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2位の44番、地元ポール・エスパルガロ。
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同じデルビで、チームは違うのにカラーリングが似てるから紛らわしいことこの上ない。今回は、エスパルガロのチームメイト、ホアン・オリベも終盤まで一緒にトップ集団にいたから尚更ややこしかった。

昨年のカタルーニャGP優勝者、小山選手は、坂田効果の期待も空しく13位フィニッシュ。なんとかポイントは獲得したものの、昨年のランキング3位が今年は7戦終わった時点でわずか9ポイントのランキング23位。サスのフィーリングは良くなっているそうだが、相変わらずエンジンが厳しいとの事。中上選手も未だに1ポイント獲得のみで、ランキング28位。今回はエンジントラブルがあって、22位完走が精一杯だったようだ。日本勢には頑張ってほしいね。なんといっても軽量級は十八番だったんだから。

250ccクラスのP.Pは今期3度目の獲得となる地元スペインのエース、アルバロ・バウティスタ。来年はSUZUKIではなくドゥカティでMotoGPか、と噂されている。予選の速さがなかなか結果に結びつかず、タイトル争いから大きく遅れている分、ここらで良い所を見せておきたいだろう。

前戦ムジェロでの接触が物議をかもしたシモンチェリとバルベラだが、今回のレース前に仲直りしたようだ。仲良き事は美しき哉。よかったよかった。

Photo

レースはこの三人が序盤から抜け出す。シモンチェリがかなり好調だが、バウティスタのアプリリアは直線が格段に速い。シモンチェリは自身の予選タイムを越えて追いかけるも、スリップ使ってもバウティスタを抜けない。マシンの性能差だけでなく、この二人は体格差もありすぎるからね。残り10周でバルベラが遅れ始め、単独三位に。ここからのバウティスタとシモンチェリのバトルはヘレスの再現となって面白かった。残り4周でスパートをかけるバウティスタ、食らいつくシモンチェリ。コース前半はバウティスタ、後半はシモンチェリが速い。しかし、マシンの性能やらなにやら考えると、バウティスタが有利だなぁ、と思っていたらラストラップのバックストレートの突っ込みでバウティスタが痛恨のブレーキミス。乗り方もそうだが、こういう所もかつてのビアッジに似ている。爆発頭の大男シモンチェリが2連勝を飾り、ランキングも2位に浮上した。またパルクフェルメで妹さん(?)が映っていたが、今回は泣いてなかったね。良い笑顔でした。

ランキングトップのミカ・カリオは、残り5周でマシントラブルのリタイヤ。失意のピットインの際に縁石で突起に乗り上げて派手にロデオする一幕も。ランキングはかろうじてトップをキープしたが、2位シモンチェリとの差はわずか3pt。カリオと一緒にいつも確実にポイントを稼ぐマティア・パシーニは、今回も完走し6位入賞。ランキングこそ3位に落ちたが、カリオとのポイント差は8ptとしっかり詰めてきた。タイトル争いが白熱して参りました。

残念だったのは、レース前に好調と伝えられた高橋裕紀選手が、1周目でロカテリと接触してコースアウトし、大きく順位を落としてしまったことだ。もっとも、高橋選手が無理矢理ロカテリのインに入った事が原因らしいので、最終的に12位でポイント獲得できただけでも良かったと言うべきか。ロカテリはそこでリタイヤになっちゃったからね。ちなみに、ロカテリはスタート時に青山博一選手ともぶつかっていたらしい。ロカテリにとっては日本人ライダーが鬼門となった散々な日。KTMの車体ポジションが変わって苦労している青山選手は7位フィニッシュ。タイのラタパー・ウィライロー選手が11位だった。

MotoGPクラスは、スペインの暴れん坊、Mr.チュッパチャプスのロレンソ君が、予選での転倒で頭部を打った為に欠場することに。地元レースの上に、今回、サーキットに記念碑まで立ててもらってたから、さぞかし悔しい事だろう。

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予選の前に、中国GPで両足を骨折したことで、デビューシーズンでのタイトル獲得の可能性が消滅したと発言していて、何を弱気な事を、と思っていたのだが、これでホントに厳しくなったかな。カタルーニャGP終了後でもまだ48pt差の3位なんだから、普通だったら全然狙って行けるんだが、怪我の具合がそれだけヒドいと言う事か。

ロレンソが欠場した上に、125、250とスペイン人ライダーが優勝できなかった分、期待を一身に背負う形になった『スペインの至宝』ダニー・ペドロサ。でもレース前の表情はいつもより柔和だった気がする。この人は地元だからプレッシャーがかかるというより、リラックスできるのだろうか? まぁそれだけセットアップが上手くいったということでもあるんだろう。レースではスタートと同時に飛び出し、一時2位以下を8秒引き離す先行逃げ切りで完勝。表彰台でも珍しく満面の笑顔だった。

今回、レプソルHONDAは車体こそバージョンアップしたらしいが、ムジェロで岡田選手が使ったニューマチックエンジンの投入は結局見送ったそうだ。好調のペドロサがリスクを避けるのはわかるけれど、使用を希望していたという調子の上がらないヘイデンには使わせてやりゃあいいのに。もうタイトルは無理だろうし、先行開発も兼ねて、冒険してみてもいいんじゃないか? ひょっとしたら吉と出るかもしれないしね。意外とレプソルHONDAは来年ヘイデンを切る腹づもりで、新しい技術を見せたくないとかだったりね。

三連勝と調子のいいロッシがまたやってくれました。

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イタリアのサッカーチームの応援らしい。確かに一瞬、サッカーのユニフォーム着てるようにも見えるよ。しかし肌色の部分といい、腰紐の柄といい、ヘルメットといい、相変わらず徹底してんなぁ。YZR-M1のカラーリングは落ち着いていて悪くないんだけれどね。フロントのゼッケンナンバーが笑っているみたいだ。

そのロッシは予選ふるわず9番手。スタートで前に出る事ができず、ペドロサを逃がす事になったが、いつものパターンで徐々に順位をあげると、9周目に先行するアンドレア・ドビィジオーゾとケーシー・ストーナーを次々にかわして2位浮上。ここら辺はさすがにロッシ。中盤以降は久しぶりにロッシとストーナーのガチ勝負に。直線の加速ではやはりドゥカティが圧倒的で、スリップを出てYZR-M1をかわしてからの伸びがスゴい。でもコーナー進入時にリアが抜けてブレーキが厳しかったと言うストーナーに対して、ロッシのM1は安定した車体の挙動をみせ、残り2周でストーナーをかわし、後はきっちり押さえて2位獲得。ロッシとストーナーは完全に去年と立場が逆転してます。レース後のインタビューで『3位でも満足するべきなのかな』と複雑な表情を見せるチャンピオンの苦悩は深いね。

さて毎度のヨタ余談。またまたチームスコットはパラソルガールのレベルが高かった。2007年のミス・イタリアだそうです。今回久しぶりに好調だったドビィジオーゾの元気の源か? 

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250ccクラスの高橋選手の時についたパラソルガール。こちらはナイスバディーです。

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個人的な好みとしてはこっちのナイスバデーがいいなぁdelicious

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2008/06/04

FreeHand使い必見!!

私が愛用するドローソフト『FreeHand MX』を、詳しく、かつ判りやすく紹介してくれるBlogが、ついに現れましたsign03happy02

こちらsign01flairaspect ログ

大阪のデザインオフィスASPECT DESIGNさんのBlogで、Ver2.0からFreeHandをメインで使い続けているという強者です。llustratorとの比較でどこがどう違うのか、どういった点でFreeHandが優れているのか、実際の仕事で使う際の注意事項など、一つ一つ実例を挙げながら丁寧に解説されています。

『機能面では、5年前に発売された FreeHand MXと、最新バージョンの Illustrator CS3 を比較しても、なお見劣りしないどころか、まだまだ FreeHand に分があると言わざるを得ない部分が多々あります。』

『(FreeHandは)まだまだ,当分の間は,第一線での使用が可能です。 本物の「使える」アプリケーションであると保証します。』

どうですか、この頼もしくも嬉しい台詞happy02。仕事の都合でIllustratorを使う事が多くなってしまったFreeHand使いの方はもちろん、特に、FreeHandを使ってみたいんだけれど、入門書などが無い事から二の足を踏んでいる、という方に激しくお勧めいたします。全部読むのには少々時間がかかりますが、間違いなく一読する価値ありです。

Let's take the FreeHandsign03

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2008/06/03

追いかけぇて♪追いかけぇて♫すがりつきたいの♬

YouTubeにてたまたま発見。

こんな事が実際に起きるんだねぇhappy01。おもしれー。

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2008/06/02

年の事は言うまい【MotoGP第6戦イタリアGP】

1141mものロングストレートを持つ高速サーキット、ムジェロが舞台のイタリアGP。予選の天候が今一つrainで、ドライのセッティングが詰めきれていないライダーも多かったそうだが、決勝当日は久しぶりに三クラスとも晴天ドライsun

ストレートが長いとなると、スリップストリームの使い合いで混戦になりやすい125ccクラス。ここムジェロでは、レース序盤は10台くらいの集団になるのが当たり前、と解説の坂田和人選手。序盤はその言葉通り、ストレートエンドでめまぐるしく順位が入れ替わる展開に。いくらコース幅が広いからって、お前ら横に並び過ぎだよ。あんな中で一緒に走ってたら怖いだろうなぁ(天文学的な数字の確率であり得ないが)。改めて、自分が未だに今シーズンの125ライダーの名前とゼッケンナンバーとカラーリングを把握しきれていない事が判明したcoldsweats01

混戦になれば、当然駆け引き合戦になる。そうなると一段と冴え渡るのが、坂田選手の解説good。『デ・メッリオは逃げたがっている。』『でもシモーネ・コルシは頭を押さえたがっている。』などなど、ライダーの気持ちが手に取るように判って面白い。でもそんな坂田選手でも、最終LAPの最終コーナーをトップで立ち上がったコルシが、スリップに捕まらずにフィニッシュラインまで逃げ切ったのは予想外だったとか。何が起こるのか判らないのがレースだねbleah

序盤は元気だった雨には強いイアンノーネ君。ドライでも行けるかと思いきや、中盤以降は脱落。まだまだ勢いだけみたい。でも速さはあるから、レース全体を組み立てられるようになれば強いかも。

3位表彰台のエスパルガロがコルシのスリップに付くのに失敗したおかげで2位表彰台獲得のチャンピオン、タルマクシ(左)。なんか疲れた顔してんな。125クラスの年長組の一人とは言え、それでも干支一回り分も自分よりは年下のはずなのに、激しくおっさん顔だsmile

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この日は250クラスから少々荒れたレースになってきた。今回もバウティスタはトップ走行中に転けるし、予選6番手と、前戦の久しぶりの好調をキープしたポッジャーリもコースアウト、250にステップアップしてからようやく良いとこ見せられたルーカス・ペセックやエクトル・ファウベルもリタイア。なにより、今回もいい所を走っていた高橋裕紀選手が転けちゃったのが残念。青山博一選手も最終コーナーでコースアウトして順位落とすし。もったいない。

しかし、ポイントリーダーのミカ・カリオとランキング2位のマティア・パッシーニは粘りの走りで着実に上位でポイントを稼いでいる。取りこぼしのないライダーがチャンピオンになるとは言うが、今年はこの二人がその候補だね。パッシーニがもう少し、レース序盤に前に来られるようになると面白いんだが…。

トップ争いをしていたシモンチェリとバルベラの、ラストラップに入った時の接触事故は、前を行くシモンチェリのテールカウルに、バルベラのフロントブレーキレバーが接触して押されてしまい、フロントブレーキが急激にロックしたことでジャックナイフになって放り出されたというもの。まさにポルトガルGPの記事でも書いた、かつてジェレミー・マクウィリアムスがやったクラッシュのまんま再現。見た目に派手なクラッシュだったが、バルベラ自身は転がってくる自分のマシンに巻き込まれる事も無く、大きな怪我がなかったようなのは何より。

Hectorbarberacrashesoutinmugello

ジャックナイフになった後、バルベラのフロントタイヤがシモンチェリのリアタイヤを横に払うようにヒットしていたので、巻き込んで多重クラッシュにならなくて良かった。だって、レース後のパルクフェルメで、初優勝したシモンチェリに抱きついて泣きじゃくる女の子見た? 妹さんだと思うけれど、巻き込んでたらバルベラはあんなカワイイ少女に恨まれてたんだよsign02coldsweats01 体痛いわ、表彰台逃してリタイヤだわ、女の子にうらまれるわじゃキツいよねsmile。可愛らしい女の子だったけれど、将来、お兄ちゃんには似ないようにねsmile

しかし、上海GPでシモンチェリとバトルしていた高橋選手は、ストレートで勝てずに苦労していたが、今回はそのシモンチェリがストレートでバルベラに苦戦。高橋選手の状況の厳しさがよくわかるsad

トーマス・ルティがようやく250クラス初表彰台。これがいいキッカケになって、表彰台の常連になれるといいね。

MotoGPクラスはもうロッシの為のムジェロだった。P.Pも久しぶりなら三連勝も久しぶり。ムジェロではこれでミック・ドゥーハンの記録を抜いて七連勝。スタートで出遅れるものの、早々にトップに躍り出るとあとは一人旅。ここまで強さを見せつけられると、このヘルメット持ってこられても何も言えない。

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なんともロッシらしい、ふざけたデザインで…happy01。ロッシ曰く、最終コーナーでブレーキングする時の顔らしい。ロッシだからこそだけれど、これ被ったライダーにコーナーで抜かれたら、ちょっと気分は複雑かも。

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こんな彼も、来年は三十路ですhappy02

ロレンソは転倒リタイアと、ようやくルーキーらしい(?)レース展開に。でもこれで調子を崩すような事にならなければいいが。まだランキングではタイトル争いに十分絡んでいけるんだし、もっと引っ掻き回してくれないと面白くない。

41歳でのMotoGPデビューとなった岡田忠之選手、グリッド上では良い笑顔でした。スポット参戦を聞いた時にはどうなる事かと思ったが、予選ではロッシから1.699秒差の15番手。レースでも周りの転倒に助けられたとは言え、14位ポイント獲得はさすがでした。しかし、岡田選手には失礼だが、HONDAには他に人材がいないのか? 宇川選手とかどうしたの?

個人的にはHONDAは日本人ライダーの起用・育成が意外と下手クソなメーカーな気がする。契約だとかスポンサーだとか各チームの力関係とか、いろいろややこしい事があるんだろうけれど、現役でMotoGPを走る中野選手をもっと有効活用できれば良いのになぁ。チャンピオンマシンになったYZR250や、MotoGPマシンのZX-RRを開発した経験があるんだから。もったいないよなぁ。

ともあれ、今回、チームメイトのアレックス・デ・アンジェリスが4位入賞で、先を越された中野選手だが、本人の調子も悪くないようなので、今度は中野選手に魅せてもらいたい。勝つ為にHONDAのサテライトを捨て、ドゥカティワークスに移籍したストーナーに対し、勝つ為にKawasakiワークスからサテライトでもHONDAを選んだ中野選手。その決断が正しかった事を早く証明してほしい。

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