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2008年7月の7件の記事

2008/07/29

造形美に嘆息(虫・蜘蛛が苦手な人は見ない事!)

半月程前から自宅の階段の壁に、一匹の蜘蛛がいた。大きさは体長1cmに満たないほど。巣をドーム状に作って、その中に入ってじっとしていた。

Photo_4

指を近づけると中で動くから、眠っている訳でも死んでいる訳でもない。でも餌を取る為の巣には見えないし、このクソ暑い中冬眠でもないだろう。一体コイツは何をしているのか、ネットで調べていたら、こんなSiteに出会った。

Flickr Insects/Spiders

danger虫や蜘蛛が苦手な人は絶対にクリックしちゃだめだよngこんなdown大接写画像がてんこもりだからhappy02

ナウシカの世界だね。某メーカーの1400ccバイクみたいbleah
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こっちは攻殻機動隊。バトーさぁん。
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自宅の裏でバイクの整備なんかしていると、体長5mm程の小さな蜘蛛が腕にくっついて来たりする事が良く有る。タチコマのようにチョコマカと飛び跳ねるコミカルな動きと、その愛嬌ある円らでキレイな眼が好きで、作業の手を休めてしばし見つめる事も多いのだが、こうした接写画像で見せられると、あの小さい身体になんとまぁ良く作り込まれたものだと、自然の造形美に改めてため息がでてしまう。果たしてこの眼にこの世界はどんな風に写っているのだろう。

話戻って、最初の蜘蛛については色々調べてみたが、結局判らずじまい。さっき気がついたら巣だけ残していなくなっていた。ホントに何してたんだろう。つーか、ホントにクモだったのかな?coldsweats01

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2008/07/27

これもまた摂理なのだよ

金曜日の夕方。仕事帰りの新宿は曙橋。

靖国通りの歩道を歩いていたら、路面の上でひっくり返っている蝉の幼虫を見つけた。てっきり抜け殻かと思ったら、苦しそうに足を動かしている。どこから転げ落ちてきたのか、元の体勢に戻れないらしい。手近の街路樹に移してやろうと拾い上げた。

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抜け殻ではない、中身の入った生きた蝉の幼虫を見るのは実はこれが初めて。羽化直後の蝉の体色の緑が透けて見える。持ってみると、生々しいプヨプヨ感と結構中身の詰まった重さを感じる。

どれくらい路面でひっくり返っていたのか判らないが、この日も結構暑かったし、熱せられたアスファルトの上は、この小さい身体には相当キツかったのだろう。最初、樹の幹に取り付けてやろうとしたが、かなり弱っていて自力で取り付く事ができない。根本の傾斜の緩い所に置き直すも、うごめくうちにまたひっくり返ってしまう。そのうちだんだん動きが鈍くなってきた。なんとか身体が落ち着ける場所を見つけてやって、しばらく見守っていたが、ヤブ蚊がたかってきたし通行人の視線もイタくなってきたのでcoldsweats01、後ろ髪を引かれながらもその場を後にした。

消耗しきっている上に、きっと羽化にもいろんなタイミングとかあって、それを逃すと取り返しがつかない事になったりするんだろうし、おそらく非常に身体がデリケートな状態のこの時に、緊急的措置とは言え散々人間(←私)に触られるのも良い事とは思えないから、十中八九ダメだろう。けれど、長い土中生活の果てにせっかくここまで生き延びて、まさにこれから蝉人生を謳歌せんとするところまで来たのだから、頑張って羽化してほしい。でもここで命つきるのもまた自然の摂理なんだろうね。自然って厳しい。

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2008/07/20

4年後に想いを馳せて〜太平洋芸術祭開幕!!〜

今日は4年前から待ち望んでいた日になるはずだった。

今日から来月の8月2日まで、太平洋のアメリカン・サモアにて、第10回太平洋芸術祭が開催されるのだ。あと一月早く今の仕事が決まっていれば、ギリギリ行けたかもしれなかったのになぁ。スゴく残念だ。

もっとも、急に行けるようになったとしても無理だったかな。今回の大会を観に行くという知人達によると、以前から予想していた通り、大会期間中の宿の確保がかなり大変だったという。もともとアメリカン・サモアはあまり観光業が盛んではないようなので、ホテル自体が少なく、また二週間のお祭り期間中ホテル住まいでは予算的に厳しい。バックパッカーやYHのようなお手頃の宿もないし、有ったとしても一月二月前では絶対に二週間も押さえられないだろう。

アメリカン・サモア当局も、お祭り目当ての旅行者の宿の確保にずいぶん悩んだみたいで、大会Web Siteにはホームステイを受け入れる現地の一般家庭情報まで掲載されていた。だがこれがまた軒並み中級ホテルクラスの料金を掲げているとくる。まぁ、滅多にない稼ぎ時だから、吹っかける気もわからんではないんだけれどね。先に挙げた知人達は、それでもお祭りが観たい、と結局ホームスティを選んだそうだが、そこまでしてもお祭りを観ようと考えてくれる旅行者はそうは多くなかったようで、7月に入ったら宿の値崩れが起きたらしい。こちらもまたありがちな話だcoldsweats01

サモアと名のつく場所は今回のアメリカン・サモアと、かつて西サモアと呼ばれたサモア独立国がある。どちらもまだ行った事はないのだが、ホスピタリティに溢れた大洋州の中でも、サモアの人たちは一段とフレンドリーだと聞いていたので、初訪問を楽しみにしていた。また、過去二回の太平洋芸術祭で観た彼らのパフォーマンスは、リズミカルかつコミカルでとても見応えのあるものだった。特に男性陣がみんな、良い意味でアホっぽい笑顔をしていてお気に入りでもある。それだけに心底残念だ。そのうちいつか、せめて観光旅行ででも訪れてみたい。

前回、2004年のパラオ大会でのアメリカン・サモアのパフォーマンス

そんなこんなで、今回はもう諦めるとして、たとえ鬼が腹を抱えて涙を流して笑い転げようとも、4年後の次回は必ず行くぞ、太平洋芸術祭sign03 さてさて、第11回大会の開催はどこになるんだろう? 順番的に、メラネシア圏かな? ソロモンやバヌアツではまだ開催されていないはずだ。バヌアツなんか良いと思うんだがなぁ。いずれにせよ、あまり辺鄙な地域では開催しないでくれよぉ。

<08.08.27追記>
次回第11回大会はソロモン諸島で開催だそうです。その次の12回大会はグアムとの事。ポリネシア圏でのお祭りが見られるのはさらにその先かぁ…。

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2008/07/12

千葉県佐倉市のグルメ(?)紹介

職場に提出する健康診断書を受け取りに、京成佐倉駅の近くにある病院に行った。その帰りに小腹が空いたので、駅前にラーメン屋でもないかと辺りを見回すと、こんなお店を発見。

元祖世界のガンジーラーメン

Photo

画像が悪くてすいません。このお店、決してインドカレーのお店ではありません。れっきとしたラーメン屋さんです。普段なら、こういう怪しいお店はパスするのだが、今日は他にお店を探して歩くのもメンドくさいし、興味本位で入ってしまった。

お昼の時間をだいぶ過ぎていたせいか、他にお客は居なかった。店の中はそんなにインドインドしていない。店員も、ごく普通の日本人にみえる年配のおじさんとおばさん、それにインドというよりタイ・フィリピン系と思われる女性(日本語が滑らかだったので、ひょっとしたら違うかもしれない)の三人だけ。ただ、店内に貼ってある品書きがスゴい。アバンギャルド過ぎて、何が書いてあるのか判読できないcoldsweats01。上の画像の看板の下に、縦書きの垂れ幕が写っているが、あれがお品書きの一例。そのデザインもさることながら、書いてある内容が意表をつくから、ラーメン屋のお品書きという既成概念に捕われていると余計に読めないのよ。ちなみにこの垂れ幕になんて書いてあるか読めますか?

正解は、『ミトコンドリアXラーメン』

なんだよそれcoldsweats02sign02

あまりにも読めないので、手元のメニューを見てみると、あるわあるわ、訳の判らん品名が。いくつかピックアップすると、

 『ガンジーNo.2飯』
 『クレオパトラ鉄板焼ライス』
 『マリーアントワネット西洋風タンメン』
 『坂本龍馬めん』
 『坂本龍馬No.5飯』
 『クラーク先生』
 『いづみのそば(冷)』

突っ込みどころ満載sign03

面白いのは、全うな北京料理のメニューもあることと、カレーがなかった事。そして極めつけメニューは、裏メニューとして店内に特別に目立つように張り出されていたこちら。

 『アドルフヒトラーラーメン or 丼』

おいおいおいおい。ガンジーとは正に対極に位置する人物だろ。ドイツ大使館かユダヤ人団体からクレームが来るぞcoldsweats01

それぞれの品名の後ろには、一応説明が書かれているが、どんな味なんだか全くイメージできない。どうしようか悩んだあげく、おそらく一番無難だろう(?)と、店名にもなっているガンジーラーメン(カレーバターを使うとかなんとか書いてあった)720円と餃子370円を頼む事に。

しばし待つと、こんなん出ました。

Photo_2

丼の中にあるツミレみたいなのがなんだか判りますか? これ、熱く焼かれた石ですcoldsweats01。出された時、どんぶりのなかでじゅーじゅー言ってました。焼いた石を鍋にいれて汁を沸騰させる料理法は大洋州では良くあって、パプア・ニューギニアでもラバウル出身の同僚が『アイギル』という料理を良く作ってくれたけれど、まさかラーメンでお目にかかるとは思わなかった。そんでやっぱり、どこらへんがガンジーなのか、サッパリ判らん。味は可もなく不可もなく。びっくりするほど旨くはないけれど、決してマズくはないです。ただ、どっちかっつーとタイ料理っぽい。まぁ、独特な味だね。餃子はフツーの餃子でした。

いろいろ店主に聞いてみたかったんだけれど、色んな意味で刺激が強すぎて今回は大人しく退散する事に。でもおもしろそうなので、また機会があったら覗いてみようかと思います。

ちなみに京成佐倉駅周辺には、印旛沼やそのほとりのオランダ風車国立歴史民俗博物館などがあり、駅からは川村美術館への無料送迎バスも出ています。夏休みの家族サービスやツーリングでこれらに来たついでに、ガンジーラーメンに寄ってみる、なんてのはどうでしょう? お店の奥には座敷もあるし、宴会も受け付けているそうだから、少しくらい大人数でも大丈夫だと思いますよ(事前に連絡をいれた方が良いでしょうけれどね)。

<08.07.20追記>
京成佐倉駅周辺には、他にこんな施設もあります。

佐倉市観光協会
草ぶえの丘
岩名運動公園

草ぶえの丘と岩名運動公園は駅から少し離れています。交通の便はあまり良くないので、車などの足がないと行きづらいかも。岩名運動公園のプールは夏期のみの営業ですが、50mの競技用プールと子供向けプールがあって、場所が辺鄙なせいか、いつも比較的空いていて泳ぎやすいです。お勧め。
<追記ここまで>

余談ながら、健康診断書みてみたら、今回初めて中性脂肪が高いと出てしまった。餃子食ってる場合じゃねえってか。あちゃ〜。

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2008/07/07

水難の相

一週間ほど前の夜night

ネットで調べ物をしながら紅茶を飲んでいた。で、ちょっと寸法を確認することがあって、机の引き出しからメジャーを取り出し、その場で「この大きさだと、こんなもんか?」とビヤァッ!!と引っ張ったその時。

ガコン。

目の前にあった紅茶のカップcafeに裏拳がもろヒット。MacBookのキーボードにみるみる広がる紅い液体。

うぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああsign03shock

深夜なので声にならない叫びを上げ、半ばパニックになりながら、まず電源を切るべく電源ボタンを押した。

『コンピュータを今すぐシステム終了してもよろしいですか?』

終了終了終了〜〜〜〜〜〜!! 今すぐぅぅぅぅぅぅぅ!!! リターンキーを押すと、キーの隙間からプシュッと紅茶の噴水がcoldsweats01。紅茶が本体の中に入らないよう、ティッシュで紅茶を排除しつつ、MacBookが正常に終了するのを確認した。

表面を拭き終えた後、机の上を掃除するためMacBookを持ち上げたら、キーの隙間から変な色になった液体が出てくるcrying。やっぱり入っちゃったかぁ? 机の端に乾いた布を広げ、キーボードが布に平らに密着するよう本体を逆さに置いて水分を取る事に。その状態で丸一日置いといて、さらに開けたまま数日間放置して、じっくり乾かす事にした。幸いなことに、こぼした紅茶は砂糖もミルクも入っていないストレートだったから、乾けばなんとかなるんじゃなかろうか。以前、iBookのキーボードにコーラぶちまけた時はさすがにダメだったけれど…(学習しろって)。

完全に乾くまでのしばらくの間、当然MacBookは使えないが、サブの青白ポリバケツG3 Macがあるから、まぁなんとかなるか、と脇に置いてあったそのキーボードを見ると、MacBookほどではないが、こちらにもしっかり紅茶がかかっている。

Ohhhhhhhhhhhhh, NOOOOOOOOOOOOOOOOOsign03wobbly

一つ前の、透明なプラスチックケースに入ったキーボードなので、ケースの中にちゃぷちゃぷと紅茶が貯まっているのがよくわかる。しかもこのキーボード、ケースの中によくホコリが入るくせに、簡単にはバラせないんだよね。Appleは見てくれを気にするデザインにするなら、掃除しやすくしとけっての。

仕方ないのでこちらも逆さまにして、地道に紅茶を外に出す。でもなかなか出きらない。もともと青白ポリバケツG3についてきた古いキーボードが予備であるので、こちらのキーボードもしばらく外して乾かす事にした。

三日程たってからまず被害の少ないはずの透明キーボードを確認。ちょっと汚れが残っているが、問題なく作動した。あぁよかった。そして今日、満を持してMacBookの起動実験。

結果はこちらも問題なく動作してくれました。AppleCareに入っているとはいえ、このテの故障の修理にはお金がかかるらしいし、バックアップとかメンドクサイから、無事に動いてくれて助かった。ふぃ〜〜〜〜っ。

と、安心して机の上に飲んでいたコーヒーを置いた時。うまくカップcafeから指が外れずに、

ガコッ。

透明キーボードのケースにしたたる褐色の液体crying
うげぇーっ! 今度は全く反応しなくなっちゃったぁぁぁぁsign03

まぁ、幸いにも、砂糖もミルクも入っていないブラックコーヒーだったから…。

<08.07.10追記>
透明キーボード、さすがにずいぶん汚らしくなりましたが、無事に動いてくれました。三たび復活です。今後はホント気をつけよっとcoldsweats01

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2008/07/06

アッセンは今年も雨だった?【MotoGP第9戦オランダGP】

シーズンの折り返しとなるMotoGP第9戦の舞台は、GP史上唯一の毎年開催皆勤賞、オランダは伝統のアッセン、ファン・ドレンデ・サーキット。最長ストレートは560mと短いのだが、キツ目の路面カントのおかげでコーナリングスピードをかなり高くキープできるそうで、テクニカルでアベレージスピードが高いことと、『ダッチ・ウェザー』と呼ばれる崩れやすい気まぐれな天気が特徴となっている。宗教上の理由で土曜日に決勝が行われるのもここだけで、おかげで毎年ビデオ録画を忘れてしまうcoldsweats01

125ccクラスは2番グリッドのブラッドリー・スミスがホールショットを決め、早々に集団から抜け出す。そのままトップをキープして、自身の初優勝に向け3秒以上のアドバンテージで独走中の10周目、いきなり転倒。またしてもやっちゃったか、と思ったら、雨が降ってきたせいだった。この周、2位走行のエフレン・バスケスやマルク・マルケス、他2名も転倒していて赤旗中断。規定周回数に満たなかったため、2ヒート制になった。

2ヒート目は、フランスの時と同じく残り5周のスプリントレースに。ウェット宣言が出されたものの、ダッチウェザーらしく降り出した雨は結局上がってしまい、みんなスリックタイヤを装着している。転倒者のうち、4番グリッドのバスケスと6番グリッドのマルケスは、それぞれ代車がないことと、転倒後に自分のバイクでピットボックスに戻れなかったために2レース目の参戦資格を失ったことから出走できず。二人とも勢いがあったので残念だった。

聞いたことのない名前の10代ライダー達が元気だった1ヒート目にくらべ、2ヒート目は駆け引きに長けた経験豊富なライダーの走りが光った。特に1ヒートで調子の上がらなかったP.Pのシモーネ・コルシとチャンピオンのガボール・タルマクシには恵みの雨だったね。ホアン・オリベ、コルシ、タルマクシ、エステベ・ラバトの順で入ったラストラップ、スリップを使ってオリベをかわすコルシをさらにタルマクシがかわし、さらにその三人をラバトがかわす。だがラバトはまたかわされてその後にコースアウト。タルマクシ、オリベ、コルシの順でチェッカー。タルマクシは今季初優勝。ランキングも3位のオリベに1ポイント差の93で4位に浮上した。今回調子があがらなかったランキングトップのデ・メッリオは141ポイントだから、まだ狙える位置にいる。前戦に復調かと思われた小山選手は13位、中上選手はクラッシュ。う〜ん、まだだめか。

250ccクラスはスタート直前に雨が降り、ウェット宣言が出るが、ウォームアップ走行では路面はドライ。グリッド上はみなスリックタイヤを装着している。

ホールショットかとおもわれたシモンチェリがルティと接触し遅れてしまう。そしてそれを見ていたP.Pのバウティスタも同じタイミングで後退。抜け出したルティが初優勝目指して独走する。

今回、特筆すべきはその出遅れたバウティスタだろう。ファーステストラップを叩き出しながら次々にライバルをかわして5周目には2位に浮上、12周目にはルティを抜いてTopにでる。そのまま引き離すかと思われたが、何度か雨がパラつく度にバウティスタは無理をしない走りを心がけ、ルティの先行をゆるしてしまう。しかし、これは自分とライバルの力の差を見極めた上での作戦であり、雨が上がればまたきっちりポジションを回復するという、自分の掌の上でレースをコントロールする横綱相撲を見せてくれた。そして今期5度目のポールポジションにして初めてのポール to ウィン。バウティスタの実力と、ワークスアプリリアの性能がようやくかみ合ったレースだった。変なジンクスも断ち切れたし、後半戦は今まで以上に強くなりそうだ。

また、同じく出遅れたシモンチェリも怒濤の追い上げを見せ、最終的に3位入賞。乗れているシモンチェリに、08年型のマシンが貸与される話がでているらしい。シモンチェリ自身は当初、データのある07年型の継続使用にこだわっていたが、08年型のエンジン性能を目の当たりにしてテストする気になったとの事。これもうまくハマれば強力なパッケージになりそう。後半戦は白熱しそうだ。

青山選手はカリオの前の6位、高橋選手はその後ろの8位でフィニッシュ。二人とも堅実にポイントを稼ぐ。逆にこれまで堅実だったパシーニは前戦に引き続き転倒リタイア。ルーキーらしくなってきたのかな?

MotoGPクラスのフロントロウには、ランキングトップ3が逆の順位で並んだ。予選のタイム差もわずかで、三つ巴のガチンコ勝負になるかと思った一周目。ランキングトップの3番グリッド、ロッシがスタートで出遅れ、あろうことかド・ピュニエを巻き込んで転倒してしまう。

Photo

シフトレバーの頭が取れた状態にも関わらずレースに復帰し、3番目のラップタイムを刻んで追上げた結果、5pt獲得の11位で完走したのはさすがロッシ。もともと出走台数の少ないMotoGPクラスで、今回はカピロッシとホプキンスが負傷欠場している上に、巻き込んだド・ピュニエ、その後で単独転倒したデ・アンジェリスとウエストと、最終的に5人がレースから抜けていたのもラッキーだった。ランキングこそペドロサに抜かれたが、被害は最小限に抑えたと言えるだろう。まだなんとか、運はロッシに味方している、のかな?

そのロッシの運を吸い取ったかのようなチャンピオンのケーシー・ストーナー。ちょうどこのレースの直前に発売されたライディング・スポーツ8月号を読むと、皆が口を揃えて『ケーシーが問題を抱えていて大変』『強いロッシが復活』『今年はロッシVSペドロサ』と書いていて、もちろんちょっと前まで私もそう思っていた訳だが、いったいこの記事に書かれているケーシー・ストーナーとは誰の事だ?と言いたくなるくらい、今のストーナーは完全復活絶好調。レースでもポールから飛び出したまま、2位のペドロサが付け入るわずかな隙も見せずに独走で圧勝。レース後のインタビューで、『ロッシの転倒が残念、こういう形で(年間ランキングのポイント)差を縮めたくない。』なんて余裕の発言も。後半戦は去年みたいな退屈なレース展開にならないといいなぁ。

レースの大半を単独3位で走行していたのに、ラストラップの最終コーナーで電気系のトラブルが出て、目の前の表彰台を逃したニッキーはほんとに残念だった。ニューマチックバルブエンジンの選択が間違いでなかったことは証明できたから、気落ちし過ぎないで次もがんばってほしい。いい走りといえば、序盤に本当に久しぶりの上位、4番手につけていた中野選手。

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結局、ずるずると落っこっちゃったけれど、調子が上向いているのならいいね。

その中野選手をかわすバーミュレンの切り返しがとても素早くてきれいだった。

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バーミュレンと93年世界王者シュワンツ。シュワンツ監督によるMotoGPチームの来年の参戦は流れたらしい。残念。しかし老けたな、ケビン。

で、早くもその来年にむけたストーブリーグが始まっているという。中心にいるのは今回も全くいいところがなかったドゥカティワークスのメランドリィ。シーズン途中でKawasakiに乗り換える話も出ていたというから驚き。昔、ルカ・カダローラが、1シーズンで3メーカーくらいバイク乗り換えた事があったけれど、ワークスからワークスってのは、前代未聞ではないか? 結局Kawasakiの話はなくなったらしいが、メランドリィ自身、自分より速いライダーがいればシートを譲る、とまで言っているらしい。しかし、何がストーナーとメランドリィのここまでの差を作っているんだろう? ドゥカティは来年、ニッキーを獲得するつもりらしいとの報道もあるが、これは面白そうだ。

さらに話しかわって、2011年から現在の2st250ccクラスを4st600ccクラスに変更すると発表があった。うーん、600ccはでか過ぎないかぁ? World Super Sportで行われている市販車600ccのレースとかち合わないように、もうちょっと下げるかと思っていたんだが。個人的には、2気筒400ccくらいまで行ってほしかった。で、125ccの代わりは200cc単気筒ね。やっぱGPは倍々の排気量でないと。プロトタイプのエンジンなんだから、パワーもなんとかなるでしょ? まぁ、MotoGPも990ccからスタートしているから、600ccもやってく内に下がるかもね。

ともかく、時代の趨勢とはいえ、どんどん2stの活躍の場が無くなっていくのは寂しい限りだ。125ccはいつまで続くのかなぁ。

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2008/07/04

まさに剣が峰

国分寺市議を書類送検 ビラ投函で住居侵入

2008.7.3 11:52

 東京都国分寺市の共産党市議団発行のビラ「市議会報告」をマンションの集合ポストに投函するために敷地内に立ち入ったとして、警視庁小金井署が住居侵入の疑いで、同党の幸野統(おさむ)市議(27)を書類送検していたことが3日、分かった。
 調べでは、幸野市議は5月18日午後5時ごろ、同市本多のマンション1階の集合ポストに市議会報告を配布するため、敷地に侵入した疑い。マンションには関係者以外の立ち入りを禁止する張り紙があり、男性住民が投函中の幸野市議を見つけて「許可を受けているのか」と聞いたところ、市議は「無許可です」と答えたという。
 マンション管理組合が被害届を提出し、同署が6月9日に書類送検した。幸野市議は「集合ポストはオートロックのドアの外側にあり、誰でも出入りできた。市議会の報告は議員の義務で、書類送検されるのはおかしい」と話している。
 ビラ配布をめぐっては今年4月、自衛隊のイラク派遣反対のビラを配るために東京都立川市の自衛隊官舎に無断で入ったとして、住居侵入罪に問われた市民団体メンバーの有罪が最高裁で確定している。

産経ニュース

恐れていた事件再び。しかもさらに悪い方向にグレードアップしている。NNNのニュース映像で、問題のマンションの入り口を見たが、『関係者以外立ち入り禁止』の張り紙はオートロックの扉に張ってあった。これ見たら普通、扉の中に入ることを禁止していると思うはずだし、きっとそういう意図だったんだろう。その外側についている集合ポストへのビラ配りで、被害届出す方がおかしいし、書類送検されてしまうのもどう考えてもおかしい。

暴力団やオウム、中核派や革マルといった非合法な集団の違法なチラシに、こういった姿勢で臨むのは問題ない。しかし国会でも活動している政党の、民主的に選ばれた市議による、(おそらく共産党よりに偏った内容ではあったとしても)公的な内容のチラシ配布に対し、この対応は明らかに間違っているし、民主主義にとっても非常に恐ろしいことだ。

立川市の自衛隊官舎の事件が起きた時にも書いたが、今はまだ、ただの共産党タタキ、という面が強いと思う。共産党というだけで拒否反応を示す人が多いのも事実で、たぶん、許可云々を言い出した男性もこの口なんだろう。でもこの手の感覚はどんどん麻痺して拡大していくものだから、やがて共産党以外のものにだって波及していく可能性が高い。あの人はどこそこ出身だから、ナントカガッカイだから、同性愛者だから、在日○●人だから、etc…。それこそが本当の恐怖であって、今この時点がまさに剣が峰で、これ以上この感覚が拡大するのは全力で阻止しなければならない。

もちろん、共産党だったら無視していい、こういう対応をしてもいい、と言っている訳ではない。私自身は共産党員でも支持者でもないが、先述の通り、共産党はれっきとした政党だと思っている。それに何度もここで書いているように、他人に自分と違う意見の表明を認め、それに耳を傾ける姿勢は民主主義の基本だと信じている。嫌いだから、そりが合わないからと、話を聞く以前に別件ででも公権力で封じ込める、というやり方は、民主主義にとって百害しかない。

昔から世の中が不景気で世知辛くなってくると、こういうことが起きてくるが、なにも自分から下がって土俵際に追い込まれなくてもよかろうに、と思うのだ。ここから押し戻せるか、寄り切られるか、つま先立ちをしているのは他でもない、我々の民主主義なのだ。

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