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2009年2月の3件の記事

2009/02/08

RZの奇跡を再び

今更ではあるけれど、KawasakiのMotoGP撤退は残念でした。ホッパーとマルコはどうなるんでしょね?

世界的に不況の嵐が吹き荒れて、なおかつ環境問題への意識が高まるこのご時勢、仕方ない事でもあるんでしょうが、世界に誇る日本のバイクメーカー4社の、今年の製品ラインナップには唖然とさせられました。なんですか、軒並み『生産終了』『販売終了』の文字がならぶWeb Siteは。

特に中型排気量クラスはほぼ壊滅ですね。YAMAHAは歴史あるSRを生産終了にしてしまうし、HONDAはここまで使い回してきたVTエンジンをついに諦めたようだし、SUZUKIとKawasakiの400ccクラスのスポーツタイプは全滅です。免許制度が変わって、簡単に大型免許が取れるようになった今、中排気量車両に人気がないのは理解できます。それでも、中型バイクに力をいれないとこの先どんどんバイクに乗る人が減っていくように思うのは私だけでしょうか? バイクを操る基本、乗る楽しみを体験するのに、このクラスほど適しているバイクはないと思うんですが、どうでしょう。

<2009.2.11追記>
HONDAはVTエンジン、まだ諦めてなかったようですね。スペック等の詳細は不明ですが、VTRがモデルチェンジしてまた出てくるようです。もっともパッと見のデザインは変わっていませんが。今度は6速になってるといいなぁ。
<追記ここまで>

以前、2005年、2006年世界耐久選手権チャンピオンの北川圭一選手と、元WGP125ccクラスライダーの上田昇選手のトーク映像を見た事がありますが、そこで北川選手がこんなことを言っていました。

『自分たちがアマチュアの頃、レースに使っていた400ccのバイクは、パワーもスピードも低いから事故を起こしても怪我もマシンの破損もたかがしれていた。今の若い人たちはいきなり性能と限界の高いスーパースポーツの600とかでレースをしなければならないから、クラッシュした時に重傷を負ったりマシンが全損したりと、リスクと経済的な負担が大きい。だからレースが続けられない。』

この二人は2000年以降も、NS50Fに80ccのエンジンをのせたモリワキのMH80でよくトレーニングを行っていたそうです。北川選手は『MH80だと、前後輪滑らせながらコーナリングとかできる。スーパーバイクでそんなこと練習できない。』と述べていました(ちなみに二人ともMH80のタイヤはグリップしないノーマルタイヤで、ハイグリップは絶対に使わないそうです)。上田選手はフルサイズの車格でエンジンパワーを使い切って走れるNS50Fを、初心者お勧めバイクとして某雑誌で紹介していたこともあります。

昔にくらべて、最近の600のスーパースポーツやスーパーバイクがよくできていて、扱い易くなっているという事は有るかもしれません。それでも、いきなり100馬力を超えるバイクに乗るのって、怖いと思うんです。乗り手もまわりもね。今の教習所では中型の卒検が終わったその次の日から大型免許の講習を受ける事ができます。つまり、一度も公道でミッション付きバイクを走らせた事のない超ド級の初心者が、いきなり200馬力近いスーパーバイクに乗って公道を走り出すこともある訳です。これはとても怖いことです。そうやっておっかなびっくり乗っていても、なかなかライディング技術は上達しないし、乗ってて楽しくなければ遠からず乗らなくなって、バイクから離れていってしまいます。バイクは車よりも乗り手の運動神経と慣れを必要とする乗り物です。おまけに車より乗ってて疲れるしね。扱いこなせるサイズの車格、使い切れるエンジンパワーは、特に初心者にはとても重要な要素だと思います。

ただ、だからと言って、最近の中型車両の、あまりにも低いエンジンパワーと車体の貧弱さは許せません。車重が軽くエンジンパワーが期待できないからこそ、深いブレーキングや鋭い旋回性などの運動性能の高さは確保してもらわないといけない訳で、その為に車体周りはしっかり造るべきだし、エンジンパワーも250ならせめて30馬力以上は欲しい。正直250のバイクで20馬力そこそこ、高速道路で時速100kmしかでません、ではスポーツライディングする気にならないですよ。

今はまだ、80年代から90年代の遺産である、車体設計はともかくエンジンが元気な、程度のいい中古中型バイクがあるから良いです(もっとも、買っているのは主に当時を良く知るおじさん世代かもしれませんが)。しかし、遠からずこれらの中古バイクも市場から消えていくでしょう。当時あれだけ街にあふれていた2stバイクなどは、今はほとんど目にする事ができません。その時に、一体この国のバイク文化はどうなっているんでしょう?

かつて風前の灯火だった2stバイクを、一気に蘇がえらせる起爆材となったRZ250のようなバイクが、今こそ求められているように思います。実際、KawasakiのNinja 250Rはビックスクーターに飽きた高校生とかにずいぶん売れているらしいと聞きました。各メーカーにはこんなご時世だからこそ、余計にがんばってほしいものです。

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2009/02/02

完済しました

今日、残った支払いを完済しました。

と言っても、サラ金とかキャッシングとかのタチの悪い借金ではないですよcoldsweats01。かつての育英会、今の日本学生支援機構の奨学金の返済です。大学の時に受けていました。

実はここ数年、いろいろと仕事がうまく行かなかったりして支払いが滞った時期もありました。機構からは少しづつの支払いでも構わないと言っていただき、一回に二万円とか、細々と払ったりしてましたが、振り込むたびに、一体いつになったら支払いが終わるのやらとその道のりの遠さに気が萎えたり、なにより、今奨学金を受けている若い人達に申し訳ないな、とブルーになったりしていました。

しかしここに来て、昨年から始めた仕事が意外と順調で、多少の余裕ができたこともあって、これまでの遅れを取り戻そうと少しまとめて毎月支払いをしていたら、昨年末に送られてきた振込票に見慣れない紙が同封されています。見てみると、なんと過払いの通知ではないですか。もちろん、借りた以上に返した、ということではなくて、今年までの返済予定金額を超えました、という事だったのですが、てっきり自分の返済期限はとっくにオーバーしていると思い込んでいたので、ちょっとびっくりでした。

そして今日、結局二年、返済予定を前倒しして全額返済を完了しました。あとさらに二年早く終わっていたら、報奨金がでたはずで、実は10年ほど前にも一括返済できる機会があり、その時にまとめて支払っていたらこんな気苦労もせずにお金ももらえたのにとちょっと悔しくもありますが、まぁ、報奨金分は若い世代に寄付した気分になることにします。ともかく、ようやく一つの肩の荷がとれましたよ。ふぅー。

ここ最近の不況もあって、以前の私のように奨学金の返済に苦労している人も多いと聞きます。また、あしなが育英会のように、募金を大きな財源としている奨学金などはなかなかお金が集まらなくて、奨学金希望者に対して十分な対応ができなくなっているとも聞きます。私などは非常に出来の悪い学生でしたが、奨学金があったおかげで学業の傍ら演劇の世界に首を突っ込むこともでき、その経験があったからこそ曲がりなりにも就職できて、協力隊にも参加し、今もその流れで国際協力の仕事に就く事ができたと思っています。もちろん苦労しているのはみんな一緒ですが、それでもやはり、学びたいと強く希望する真面目な若い世代に、その機会を与えられるような社会であってほしいと思います。

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2009/02/01

ベネズエラで時差ボケ

先月の後半、出張で南米のベネズエラに行ってきました。

今回、初めて時差ボケというものにかかり、最初の三日ほどは散々な目に会いました。キッツイねぇ、時差ボケって。まぁ眠いこと眠いこと。おまけに到着してすぐに、晩飯代わりに食べたカップケーキが悪かったのか、めずらしく胃の調子を崩して飯を満足に食べることができなくなってしまい、正直体調的にかなり厳しい旅行になってしまいました。結局帰国まで量を食べられなかったので、一週間で3kg痩せましたよ。wink

また、ずっと首都のカラカスにいたのですが、ここは南米一の治安の悪さでならした街。PNGも治安が悪いと言われていますが、被害報告を聞く限りではこっちのほうがずっとタチが悪そうです。幸い、比較的治安のいい所だけしか行かなかったので、特に怖い目にはあいませんでしたが、移動はすべて車で、勝手に出歩けなかったので(散歩もできなかった)、街の雰囲気をいまひとつ肌で感じることができず、ちょっとつまらなかったかな。まぁ、お仕事ですから、いいんですが。

でも今回の日程は週末を挟んでいたので、そんなウサを晴らすべく、土曜日にカラカスから車で30分ほどのところにある観光地、エル・アティージョという街に行ってきました。本当に小さい街ですが、ピンク、オレンジ、エメラルドグリーンといったパステルカラーに彩られたコロニアル風の建物が並び、いるだけで楽しい雰囲気に浸れるカラフルな街です。お土産屋さんやレストランが多くて、歩いた距離はほんの少しだけでしたが、いい気分転換になりました。ベネズエラに行かれる機会があったらお勧めです。

で、帰ってきて、今度は逆時差ボケ。どーしよー、昼間爆睡でぜんぜん夜眠れねーよ。bearing

Photo
カラカス市街の様子。

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カラカスはガソリン代が安く、リッター当たりなんと5円sign02。そのせいか、車の量が半端じゃなく多く、毎日渋滞でした。街の中をほんの数km移動するだけで、平気で30分とかかかるから、時間を読むのが大変。

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結構ビルが林立してます。でも中には、傍目にも雑な工事をされているビルもちらほら。地震がきたら大変なことになりそうなレンガ造りビルとかありました。

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一見すると、そんなに治安が悪いようにも見えないんですけれどね。ここら辺は比較的治安の良い所らしいです。

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ベネズエラといったら石油が有名ですが、他の中南米国同様、コーヒー豆の栽培も盛んです。結構おいしい豆です。

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さらにベネズエラと言えば、忘れちゃいけないのはチ・ョ・コ・レ・ー・ト!happy02 とてもおいしいチョコレートが食べられます。バレンタインに向けて、日本でもベネズエラ産カカオ使用をうたったチョコレートが売られてますね。

1000m
この山はアビラ山。カラカスは標高1000mの街なので、こんな感じでいつも雲が低いです。でもおかげで、赤道に近いわりには通年で快適な気候なのだとか。まぁ、PNGのGorokaみたいなもんだ。滞在中も快適でした。

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エル・アティージョの街並。カラフルでしょ?

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土産物屋で。クリスマス前にキリスト生誕の物語を人形にして飾る習慣があるそうで、その為の人形たちです。

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こちらもお祭りで使われるという悪魔のお面。デカッ!

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この国、見た目はバリバリの資本主義国家なんですが、実は社会主義。エレベーターガールも立派な仕事のようです。

途上国にはありがちですが、この国も貧富の差が非常に激しい国です。帰りの飛行機は朝一だったので、暗いうちに空港に向かったのですが、山という山の中腹からてっぺんまで明かりが灯っていて、とても綺麗でした。しかしその明かりは、山に勝手に家を造って不法に住み着いた貧民達の家の明かりで、どう見ても危険極まりない場所に多くの人が生活しているのが見て取れました。日が昇ってから飛行機の窓から見下ろした山には、マッチ箱のような小さい家がまるで藤壷のように密生していました。

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貧しい人たちが暮らす、不法占拠の住居群。

石油で儲けているのなら、もう少し富の分配をうまくやれないもんですかね。まぁ、憲法修正してまで自分の権力の維持に一生懸命なチャベスさんには、期待しても無理かなぁ。さてさて。

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