RZの奇跡を再び
今更ではあるけれど、KawasakiのMotoGP撤退は残念でした。ホッパーとマルコはどうなるんでしょね?
世界的に不況の嵐が吹き荒れて、なおかつ環境問題への意識が高まるこのご時勢、仕方ない事でもあるんでしょうが、世界に誇る日本のバイクメーカー4社の、今年の製品ラインナップには唖然とさせられました。なんですか、軒並み『生産終了』『販売終了』の文字がならぶWeb Siteは。
特に中型排気量クラスはほぼ壊滅ですね。YAMAHAは歴史あるSRを生産終了にしてしまうし、HONDAはここまで使い回してきたVTエンジンをついに諦めたようだし、SUZUKIとKawasakiの400ccクラスのスポーツタイプは全滅です。免許制度が変わって、簡単に大型免許が取れるようになった今、中排気量車両に人気がないのは理解できます。それでも、中型バイクに力をいれないとこの先どんどんバイクに乗る人が減っていくように思うのは私だけでしょうか? バイクを操る基本、乗る楽しみを体験するのに、このクラスほど適しているバイクはないと思うんですが、どうでしょう。
<2009.2.11追記>
HONDAはVTエンジン、まだ諦めてなかったようですね。スペック等の詳細は不明ですが、VTRがモデルチェンジしてまた出てくるようです。もっともパッと見のデザインは変わっていませんが。今度は6速になってるといいなぁ。
<追記ここまで>
以前、2005年、2006年世界耐久選手権チャンピオンの北川圭一選手と、元WGP125ccクラスライダーの上田昇選手のトーク映像を見た事がありますが、そこで北川選手がこんなことを言っていました。
『自分たちがアマチュアの頃、レースに使っていた400ccのバイクは、パワーもスピードも低いから事故を起こしても怪我もマシンの破損もたかがしれていた。今の若い人たちはいきなり性能と限界の高いスーパースポーツの600とかでレースをしなければならないから、クラッシュした時に重傷を負ったりマシンが全損したりと、リスクと経済的な負担が大きい。だからレースが続けられない。』
この二人は2000年以降も、NS50Fに80ccのエンジンをのせたモリワキのMH80でよくトレーニングを行っていたそうです。北川選手は『MH80だと、前後輪滑らせながらコーナリングとかできる。スーパーバイクでそんなこと練習できない。』と述べていました(ちなみに二人ともMH80のタイヤはグリップしないノーマルタイヤで、ハイグリップは絶対に使わないそうです)。上田選手はフルサイズの車格でエンジンパワーを使い切って走れるNS50Fを、初心者お勧めバイクとして某雑誌で紹介していたこともあります。
昔にくらべて、最近の600のスーパースポーツやスーパーバイクがよくできていて、扱い易くなっているという事は有るかもしれません。それでも、いきなり100馬力を超えるバイクに乗るのって、怖いと思うんです。乗り手もまわりもね。今の教習所では中型の卒検が終わったその次の日から大型免許の講習を受ける事ができます。つまり、一度も公道でミッション付きバイクを走らせた事のない超ド級の初心者が、いきなり200馬力近いスーパーバイクに乗って公道を走り出すこともある訳です。これはとても怖いことです。そうやっておっかなびっくり乗っていても、なかなかライディング技術は上達しないし、乗ってて楽しくなければ遠からず乗らなくなって、バイクから離れていってしまいます。バイクは車よりも乗り手の運動神経と慣れを必要とする乗り物です。おまけに車より乗ってて疲れるしね。扱いこなせるサイズの車格、使い切れるエンジンパワーは、特に初心者にはとても重要な要素だと思います。
ただ、だからと言って、最近の中型車両の、あまりにも低いエンジンパワーと車体の貧弱さは許せません。車重が軽くエンジンパワーが期待できないからこそ、深いブレーキングや鋭い旋回性などの運動性能の高さは確保してもらわないといけない訳で、その為に車体周りはしっかり造るべきだし、エンジンパワーも250ならせめて30馬力以上は欲しい。正直250のバイクで20馬力そこそこ、高速道路で時速100kmしかでません、ではスポーツライディングする気にならないですよ。
今はまだ、80年代から90年代の遺産である、車体設計はともかくエンジンが元気な、程度のいい中古中型バイクがあるから良いです(もっとも、買っているのは主に当時を良く知るおじさん世代かもしれませんが)。しかし、遠からずこれらの中古バイクも市場から消えていくでしょう。当時あれだけ街にあふれていた2stバイクなどは、今はほとんど目にする事ができません。その時に、一体この国のバイク文化はどうなっているんでしょう?
かつて風前の灯火だった2stバイクを、一気に蘇がえらせる起爆材となったRZ250のようなバイクが、今こそ求められているように思います。実際、KawasakiのNinja 250Rはビックスクーターに飽きた高校生とかにずいぶん売れているらしいと聞きました。各メーカーにはこんなご時世だからこそ、余計にがんばってほしいものです。
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コメント
川崎250Rは納車待ち1ケ月ぐらいって聞いています。
売れるのか?
生産台数が少ないのか?わかんないですが
このご時世に売れるバイクには『魅力』がありますが
お値段もトホホですなぁ
投稿: smile? | 2009/02/09 08:54
smile?さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
80年代と違ってバイク全体がそんなに売れていない今、1ヶ月待ちは健闘している方じゃないですかね? ま、確かに球数も少なそうですけれどね
。しかしKawasakiがこういうバイクを出して来るとは、ほんとに意外でした。他のメーカーも見習ってほしいものです。YAMAHAもYZF125の国内仕様、出さないですかね。あの横からのシルエットは、YAMAHAらしい美しさで素敵です。でもただでさえ低いエンジンパワー(15ps)が環境対策でもっと低くなっちゃうのかなぁ。
Ninja 250Rのお値段については、頑張った方かなと思います。NSRやFZRなんかも同じくらいでしたよね。まぁ、パワーの差は大きいですが…。ちなみに、FZR250の新車価格をググっていたら、93年式の新車のFZR250売ってるサイト見つけてしまいましたw(゚o゚)w。うーん、TZRだったら速攻買ってたなぁ
。
投稿: Q | 2009/02/09 23:51
毎度です~!
マウント・・・
赤アルマイト・・・
買ったんですね?・・・
ああ、うらやましい・・・
投稿: かえぅすき | 2009/02/20 21:58
かえぅすきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
TOSH-TECさん、すごい綺麗な出来上がりですよ
。近々取り付けられそうです。ただ、取り付けたら別な振動が出たとの話もあって、ちょっと心配もしています。こすげさんのリアマウントと併せて装着したら、果たしてどうかわるのやら。今から楽しみです。
ちなみに、納期が遅れる一因となったカラーアルマイト処理のお願いをした客とは私です
。
投稿: Q | 2009/02/21 12:23
かえぅなら緑アルマイトかな~??
たぶんSDRな人はいまさら急がないし、やっぱり選べる喜びもあったほうが良いですよ♪
>別な振動が出た
うぅ~ん、これは難しいですよね。。。
コンディションの良いノーマル風に逃がすか、
キッチリ留めて機械らしく仕上げるのか・・・
どちらにせよ、今までヘタッたマウントで逃げてた振動は出る気がします。
こすげさん(エアプランツ)のリアマウントだけ付けた方のレポでも、
距離乗ると(足が痺れる)様に変化したそうです。
さらにトシテックマウントも同時に装備すれば、共振帯域はさらに変化するでしょうから???
うまく気にならない所に逃げてくれると良いですね。
な~んて、買えないカエゥが考えてどうする(笑)
投稿: かえぅすき | 2009/02/21 18:30
まったくどうでも良い話ですが、
MH80はNS-1ベースです。
ノーマルタイヤのノーマルNS-1で攻めると、まじで死ねますw
投稿: | 2009/08/08 04:59