カテゴリー「自然」の7件の記事

2008/07/29

造形美に嘆息(虫・蜘蛛が苦手な人は見ない事!)

半月程前から自宅の階段の壁に、一匹の蜘蛛がいた。大きさは体長1cmに満たないほど。巣をドーム状に作って、その中に入ってじっとしていた。

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指を近づけると中で動くから、眠っている訳でも死んでいる訳でもない。でも餌を取る為の巣には見えないし、このクソ暑い中冬眠でもないだろう。一体コイツは何をしているのか、ネットで調べていたら、こんなSiteに出会った。

Flickr Insects/Spiders

danger虫や蜘蛛が苦手な人は絶対にクリックしちゃだめだよngこんなdown大接写画像がてんこもりだからhappy02

ナウシカの世界だね。某メーカーの1400ccバイクみたいbleah
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こっちは攻殻機動隊。バトーさぁん。
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自宅の裏でバイクの整備なんかしていると、体長5mm程の小さな蜘蛛が腕にくっついて来たりする事が良く有る。タチコマのようにチョコマカと飛び跳ねるコミカルな動きと、その愛嬌ある円らでキレイな眼が好きで、作業の手を休めてしばし見つめる事も多いのだが、こうした接写画像で見せられると、あの小さい身体になんとまぁ良く作り込まれたものだと、自然の造形美に改めてため息がでてしまう。果たしてこの眼にこの世界はどんな風に写っているのだろう。

話戻って、最初の蜘蛛については色々調べてみたが、結局判らずじまい。さっき気がついたら巣だけ残していなくなっていた。ホントに何してたんだろう。つーか、ホントにクモだったのかな?coldsweats01

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2008/07/27

これもまた摂理なのだよ

金曜日の夕方。仕事帰りの新宿は曙橋。

靖国通りの歩道を歩いていたら、路面の上でひっくり返っている蝉の幼虫を見つけた。てっきり抜け殻かと思ったら、苦しそうに足を動かしている。どこから転げ落ちてきたのか、元の体勢に戻れないらしい。手近の街路樹に移してやろうと拾い上げた。

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抜け殻ではない、中身の入った生きた蝉の幼虫を見るのは実はこれが初めて。羽化直後の蝉の体色の緑が透けて見える。持ってみると、生々しいプヨプヨ感と結構中身の詰まった重さを感じる。

どれくらい路面でひっくり返っていたのか判らないが、この日も結構暑かったし、熱せられたアスファルトの上は、この小さい身体には相当キツかったのだろう。最初、樹の幹に取り付けてやろうとしたが、かなり弱っていて自力で取り付く事ができない。根本の傾斜の緩い所に置き直すも、うごめくうちにまたひっくり返ってしまう。そのうちだんだん動きが鈍くなってきた。なんとか身体が落ち着ける場所を見つけてやって、しばらく見守っていたが、ヤブ蚊がたかってきたし通行人の視線もイタくなってきたのでcoldsweats01、後ろ髪を引かれながらもその場を後にした。

消耗しきっている上に、きっと羽化にもいろんなタイミングとかあって、それを逃すと取り返しがつかない事になったりするんだろうし、おそらく非常に身体がデリケートな状態のこの時に、緊急的措置とは言え散々人間(←私)に触られるのも良い事とは思えないから、十中八九ダメだろう。けれど、長い土中生活の果てにせっかくここまで生き延びて、まさにこれから蝉人生を謳歌せんとするところまで来たのだから、頑張って羽化してほしい。でもここで命つきるのもまた自然の摂理なんだろうね。自然って厳しい。

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2008/04/29

夜の歌声

ここ数日、夕方から朝方にかけて『ボボーッ、ボボーッ』と低く響く鳥の鳴き声が聞こえるようになった。暗くてその姿は確認できないが、家にあった野鳥観察図鑑からすると、おそらくフクロウかアオバズクか、と言った所らしい。繁殖期のようで結構頻繁に鳴いていて、静かな夜の心地よいBGMとなっている。東京のど真ん中で暮らしていた20代の頃は何とも思わなかったが、年喰ったせいか、こうした自然が身近に感じられる住環境というのはやはりいいものだとしみじみ感じる。

私の住んでいる町は、もともと山だった所を切り崩して造成した住宅地だ。家の裏には畑が広がり、その先の下りの斜面には山だった頃の名残の雑木林がある。いずれも我が家の猫連中の格好の遊び場になっていて、困った事にしょっちゅう野ネズミを捕まえてくるので、フクロウにとっても格好の狩り場になっているのだろう。雑木林を下れば田んぼに囲まれた印旛沼に出るので水場にも困らない。

町の真ん中には、地元の氏神を祀った大きな御神木が残されていて、子供の頃にはそこを寝蔵にしているフクロウを見た事もある。夜中に犬のワンの散歩に出た際に、飼猫のミーコが一緒についてきたのだが、御神木の下を通りかかった時、暗い樹上からそのフクロウが真っ黒い影になってミーコに襲いかかってきたのだ。どうやら獲物と思ったらしい。幸い(?)間一髪でミーコは難を逃れたが、なかなか面白い経験だった。

しかし、その御神木も近年、目に見えて痛みがひどくなってきた。何百年も山の中に居たのに、廻りの森を切り出されて孤立し、日常的に排気ガスに曝されるようになったせいだろう。数百年の樹齢からしたらわずかとも言える30年程の間の事なのだが、老木にとっては過酷すぎる環境の変化だったようだ。自然とはかくもデリケートなものなのか。

また、町の周辺の雑木林も荒廃が進んでいる。遠目に見ても、昔に比べて木の密度が減っているし、中に入れば下草は生え放題。台風などで倒れた倒木や土砂崩れの跡なども放置されたままで、だれも手入れを行っていない。雑木林を下りきった所には細い農道があるのだが、ここ数年は台風が過ぎると決まって押し流された倒木や枯葉などの土砂で通行できなくなっている。山の持ち主も高齢化しているし、人を雇ってまでして手入れをしても儲かる訳でもないから放置してしまう事情もわかるのだが、なんとかならんもんかね。

裏の畑も耕作するのはじいちゃんばあちゃんだけで、十年前には一部が駐車場に変わってしまった。このままいくと、今夜も恋の歌を歌っているフクロウの孫の孫の世代には、ここいら一帯も暮らしづらい場所になっているのかもしれない。それはやはり、寂しい話だよね。

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2007/09/02

キリバス、悲しき決断

「我が国は海に沈む」キリバス大統領が全10万人移住計画

 【タラワ(キリバス)=仲川高志】地球温暖化に伴う海面上昇により、国土が水没の危機にひんしている太平洋の島国キリバスのアノテ・トン大統領(55)は本紙と会見し、「我が国は早晩、海に沈むだろう」と明言。

 国家水没を前提とした上で、国民の脱出を職業訓練などの形で側面支援するよう、日本など先進各国に要請した。

 首都タラワの大統領官邸で、30日、インタビューに応じたトン大統領は、キリバスの水没は不可避との見方を強調、「小さな我が国には海面上昇を防ぐ手だてなどなく、どうしようもない」と述べた。国際社会の取り組みについても、「温暖化は進んでおり、国際社会が(2013年以降のポスト京都議定書の枠組みなどで)今後、どんな決定をしても、もはや手遅れだ」と明確に悲観論を展開した。

 また大統領は、温暖化に伴う海面上昇について「国民の平穏な生活を奪う『環境テロ』」と強く非難。京都議定書に参加しない米国、オーストラリアを名指しで挙げ、「我が国は存亡の危機にひんしているのに、高い経済水準を保とうとしており、極めて利己的だ」と批判した。

 大統領は、10万人近くに上る国民すべての移住政策を、政府がすでに本格的に検討していることも明らかにした。大統領は、「たとえ受け入れ国で人気のない職業でも構わない。『環境難民』ではなく『熟練労働者』として移住させたい」と希望を表明。そのためには、まず、キリバス国内で職業訓練や語学習得を行う必要があるとして、日本や米国、オーストラリアなどに支援を訴えた。

 側近によると、トン大統領は、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第4次評価報告書を重視。今世紀末に世界の平均海面水位が最大59センチ上昇するなどとした同報告書を「根拠」に、見通しを立てているという。

 ◆キリバス

 太平洋の赤道直下、東西約3900キロ・メートルにわたって点在する33の環礁から成る。ほとんどが海抜3.5メートル以下。人口は約9万9000人(2005年推計)。

(2007年9月1日9時57分 読売新聞)

自分たちの落ち度でもなければ、自分たちに何らかの恩恵がある訳でもないのに、故郷が海に沈み行く事を受け入れなければならないとは、なんと悲しい話だろう。トン大統領の言う通り、アメリカとオーストラリアはその利己主義を恥るべきだ。

また、私を含め、日本に暮らすわれわれも、この事については罪を負うべきだろう。便利な生活に慣れきっているわれわれは、便利さを追求するあまり日頃どれだけ無駄にエネルギーを使っているか、意外とわかっていない。例えば、日本全国どこにでも置いてある自動販売機全部が使う電気をあわせると原発一つ分になるという。

かと言って、一度手に入れた利便性、快適さは、なかなか手放せないものだ。今年の夏は温暖化を心底実感できる暑さであったが、だからクーラーを使わないで温暖化を防止しよう、という人よりも、温暖化は二の次、とにかく今はクーラーの設定温度を下げてしまえ、という人の方が多かったと思う。クールビズだチームー6%だとやってはいるが、エネルギーの浪費を抑えようという機運が高まっているとは言いがたい。

以前にも似たような事を書いているが、やはりこういった事を解決しようとする際には豊かな想像力が必要となる。温暖化が自分たちの生活や将来にどう影響するのか、といったことを考えるのは当然だが、なによりキリバスの人たちの立場で考えてみる必要があると思うのだ。よその国の連中がのうのうと暮らすツケで、自分の故郷が海に沈む。なんとも受け入れがたい話ではなかろうか?

しかし想像してみろと言われても、キリバスなんて国、聞いた事すらないのに感情移入なんかできるか!という方も多いだろう。私自身、キリバスに行った事はない。だがキリバスの人たちに直接接した事はある。2000年のニューカレドニアと2004年のパラオで行われたFestival of Pacific Arts、太平洋芸術祭の会場でだ。彼らが見せてくれたパフォーマンスは私のお気に入りの一つである。マスゲームのようなユニークな振り付け、女性の滑らかで可愛らしい腰の動き、そして美しいハーモニーを聞かせるその歌声。あまり画質のいい映像ではないが、YouTubeに2004年パラオ大会でのキリバスのパフォーマンスをUpしました。ぜひご覧になってください。10分きっちりあります。

こういった文化や芸術といったものは、多分にその生活環境に影響をうけている。それでなくても人口が多いわけではないキリバスが、その祖国を失い、移住先で人々が散り散りになってしまえば、あっという間に廃れてしまうだろう。それだけでも大変もったいない事だし、人類全体としても大きな損失だと思う。この映像をみて、素晴らしいと思ったあなた。明日から空調の温度設定には気をつけてみてください。

地球温暖化の影響による海面上昇のせいで国土が沈む国としては、同じく太平洋の環礁からなる国、ツバルも有名だ。こんな写真集も出ているのでこちらも機会があったらご覧になってください。こんな倹しい生活の彼らが、なぜ土地を追われないといけないのか? やはり深く考えるべきではないだろうか?

また、かれらのパフォーマンスもとても素晴らしい。集団でのタライドラミングと美しいハーモニー。そして、女性達のくったくのない明るい表情と愛らしい仕草。こちらも2000年ニューカレドニア大会でのパフォーマンスをYouTubeにアップしたので、ぜひご覧になってください。

こちらが2004年、パラオでのキリバスのパフォーマンス。

こちらが2000年、ニューカレドニアでのツバルのパフォーマンス。

※The 10 th Festival of Pacific Arts、
 第10回太平洋芸術祭は、
 来年2008年7月から8月にかけて、
 アメリカンサモアで開催されます。
 詳細はこちらのリンク先をご覧ください。

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2006/04/17

燕尾服の闖入者

先刻、部屋でネットをみていると、廊下の方で鳥の鳴く声が聞こえた。ここ数日、我が家の猫で、畑からネズミを捕まえてくる子がいるので、さてはだれか、雀でも捕まえたか、と様子を見に行こうと部屋のドアを開けてびっくり。

目の前を、一羽のツバメが飛び交っていた。

どうも開けてあった一階のリビングの窓から巣を作る場所を探しに入ったようだ。そのまま階段を上がって二階に来たところで、行き止まりになってしまって立ち往生しているらしい。階段上の電灯の笠に停まって休んでいる。猫連中が外出中なのが幸いした。このせまい場所で、あいつらがこのツバメを見つけたら、大捕物になるのは目に見えている。

近くの窓にはタテに木の格子が入っているので、部屋の戸を大きく開け、ベランダの窓を開け放つ。ツバメはまた少しの間、階段の天井近くをせわしく羽ばたいた後、一気に部屋を横切って外に飛んでいった。間一髪で、ちょうどゴマの姉妹猫のミタラシがベランダから帰ってきて、ツバメを見つけたところだった。

それにしても、生まれて初めてツバメを間近にまじまじと見た。トレードマークの赤い蝶ネクタイは、意外と落ち着いたシックな色なんだね。

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2005/10/14

何へ沁入るのか蝉の声

今朝、ぼーっとコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいると、
庭で、蝉が鳴いていた。
何ゼミかは分からないが、夏によく聞いた蝉の声だ。

もうこんなに冷えるのに。

七年も土の中でがんばって、
ようやく日の目を見た時にはもう仲間は逝ってしまっている。
ある意味、レクイエムのような蝉の声だった。
彼がなんとか、仲間に巡り会えることを祈った。

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2005/07/06

望むとなぜかいつも雨

数日前からインターネットでしつこく確認し、
その日だけが他の日と違ってずっと曇りマークなのを見て、
その日に予定を入れたとたん、
その日に傘のマークがつき、
しかもその大きさが時間を追うごとに大きくなって行く。
それに比例して、それまで傘マークがついていた他の日の傘マークが小さくなり、
ついには消えてしまう。

やっぱ俺は雨男なのかなぁ。
他の日の雨を呼び寄せているもんなぁ
お祓いとか、できないもんか。

曇りだったはずの今日が雨になったので、
今日の予定を曇りだった明日に変えたら、
また傘マークがついてきた。とほほ。

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