カテゴリー「ペット」の10件の記事

2008/08/31

子猫を保護

今日、子猫を二匹保護しました。両方とも♀です。昨夜捨てられたらしいのですが、昨日の雨や今日の暑さを考えるとよくもまぁ無事にいたものです。

<08.09.02追記>
茶色は♂でした。

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体重は黒い方が350g、キジの方が400g。たぶん生後二週間から三週間といったところ。母親を捜しているのか小さい割にとても大きな声でないています。その声に他の猫連中はさっさと避難してしまったのに、子猫大好きの飼い犬のヨン♀だけは大興奮。早速やってきて、お尻の世話を始めました。

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ただし、子猫もいきなりこんな大きな犬がくれば、そりゃあビックリするというもので、黒い方はかなり激しくハァーッハァーッと威嚇していました。それにビビって黒いのに背を向けるヘタレ犬。

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まだ落ち着かないのか、二匹でタンスの隙間に潜り込んだりしています。せっかく助かった命なんだから、健やかに成長してもらいたいものです。

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2007/05/16

トラの赤ちゃん、フレンチブルドッグが親代わり

トラの赤ちゃん、フレンチブルドッグが親代わり(ロイター)

写真 5月12日、香川県にある動物園でフレンチブルドッグがベンガルトラの赤ちゃんの親代わりに。写真は11日撮影(2007年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [香川 12日 ロイター] 香川県にある白鳥どうぶつ園のベンガルトラの赤ちゃんが、フレンチブルドッグに育てられている。

 先月に同園で誕生したこのトラの赤ちゃんは、親が授乳しなかったため、最初は飼育員が面倒を見ていた。しかし、その後まもなく、同園の2歳になるフレンチブルドッグ「ナナ」が母乳を与えて母親代わりを務め始めたという。

 同園関係者は、最近に死産を経験したナナとトラの赤ちゃんは、互いに本当の親子と思っているようだと話している。

 ただトラの赤ちゃんは成長が早いため、向こう数カ月以内に2匹は別々にされるという。

Dogbabytiger

こうゆーニュース、母虎の育児放棄は問題かもしれんが、やはり微笑ましくていい。以前、何かの本で、やはり母虎が育児放棄したために、犬に育てられた三頭の子虎の話を読んだ事があるが、子虎達は大人になっても、久しぶりに面会した母代わりの犬を覚えていたらしい。

人間の世界では、赤ちゃんポストなど、賛否両論かまびすしいが、やはり最後は、母性本能に勝るものはないのかねぇ。

と、昨夜ここまで書いておいといたら、今日、本当に赤ちゃんポストが使われた事がニュースになっていた。想定外の三歳児だったそうだが。この事について、自民党のお偉方は揃って『あってはならないこと』と言っていたが、そのあってはならない事が起きるような社会を作って来たのはどこのどなたですかね。安倍さんは、『その前に児童相談所などを利用して云々』と言っていたが、それよりももっと子育てしやすい、みんなが安心して子供を産めるような社会を作る事を優先すべきじゃなかろか。

国民投票法よりもね。

さらについでに。こんなニュースもあった。

涙の秘話、子犬が救った子猫の命—山東省青島市(Record China)

2007年5月14日、山東省青島(チンタオ)市内の市場で、幼犬と子猫が繰り広げる感動のドラマが涙を誘った。話は数日前にさかのぼる。市場で果物を販売している趙(ジャオ)さんは、いつも愛犬の雪雪(シュエシュエ)を連れて仕事に来ていた。お利巧でいつも趙さんのそばを離れない雪ちゃんなのに、時々どこかへ行ってしまう日が続いていた。気になって後をつけた趙さんは意外な光景をそこに見た。

ダンボール箱に捨てられたと思しき子猫が4 匹、なんとわが雪ちゃんからオッパイをもらっているのだ!雪ちゃんはまだ1歳にならない子犬で、もちろん出産経験もない。なのにどういうわけかオッパイが出るらしく、子猫たちが無心に吸い付いている。こんなところで母親役をやっていたのかと、趙さんは胸を熱くしたという。

ところがその後、 2匹の子猫が死んでいることがわかった。どうにかしないとみんな死んでしまうと思った趙さんは、知人に世話を頼み、1匹はもらわれていった。が、残る1匹は誰が連れて行ったのか突然いなくなってしまった。母として懸命に世話をしてきた雪ちゃんは大ショック、その日から食べ物を口にする元気さえなくなってしまった。市場に来てもただ力なく、ぐったりしているだけの雪ちゃん。

愛犬のあまりの憔悴ぶりを見るに見かねて、趙さんは知人に子猫を返してもらうことにした。子猫が市場に来た途端、雪ちゃんは元気に「お帰り!」といわんばかりにワン!とひと吠え、子猫も返事をするようにニャーと鳴き、感動の再会を果たした。いとおしそうに子猫をずっとずっと舐め続ける姿に周囲の人々は思わず涙したそうだ。(翻訳編集・WF)

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愛だねぇ。

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2006/06/19

黒と灰の里帰り

昨夜、里子に出された黒と灰のクレオパトラ猫姉妹が里帰りしてきた。もらってくれた家族が海外旅行に行くので、10日ほど預かる事になったのだ。二匹は実家(?)に帰ってきて最初の数分、少し落ちつかない様子だったが、もらわれていってからまだ一月位しか経っていないこともあってか、すぐに自分たちが以前暮らしていた場所だと思い出したようである。凄いな、とおもったのは、母猫のトントで、少し匂いをかいだだけで、すぐに自分の子供であることを認識し、体を優しくなめてやっていた。子猫達も、母親を思い出したらしく、すぐにオッパイを飲みだした。感動の再会である。

しかし、この感動の再会は、長くは続かなかった。二匹の兄猫にあたるシーザーが、二匹が帰ってきたことに激しく興奮しだしたのだ。ずっと一人で遊んでいて、欲求不満がたまっていたのだろう。格好の遊び相手の帰省に、有無を言わさずに二匹に飛びかかっていった。

やはりオスだけあってか、二匹よりも体力もある。また、黒と灰の二匹は、まだ完全に落ちついていない。最初の内は、じゃれ合っているだけかと思ったが、やがて二匹は本気でイヤがりはじめ、うなり声を挙げながら逃げ回り始めた。このとばっちりを一番受けたのは、久しぶりの二匹の顔を見に来た犬のヨンである。実は以前よりヨンは灰色と仲がよく、今回も灰色はヨンを見てすぐに思い出し、自分からヨンに擦りよって行ったりしているのに、シーザーに襲われて黒と灰が挙げるうなり声を聞いた母猫のトントが、ヨンが二匹をイジメていると誤解して、襲いかかっていったのだ。

あっちでどたばた、こっちでどたばたと、これからの日々が思いやられた初日だったが、一夜明けたら、完全に落ちついたらしい。二匹はもともとずっとわが家に居たかのように、子猫三匹で母猫のオッパイを飲んでいる。また、シーザーも力の加減がわかったようだ。仲良く遊ぶようになった。

三匹がまとまって寝ている姿をみていると、また離れ離れにするのが何とも心苦しい。たぶん、こんなに仲良く家族でいられるのはこれが最後だろうから、今の内にたっぷり家族愛を味わっておくんだよ。

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2006/05/28

我が名はシーザー

先週の火曜日、子猫の内の黒と灰色がもらわれていった。
新しい家について一時間ほどはオドオドしていたらしいが、その後はいつも二匹一緒で、家中を転がり回っているとのこと。生後二ヶ月とちょっとなので、親から離すのはちょっと早いかと心配していたが、姉妹で揃ってもらわれた事が良かったようだ。クレオとパトラと命名されたとのこと。じゃあ残った茶トラは男の子だし、ということで、シーザーに決定。でべそシーザーである。

さて、一人残されたシーザー君は寂しい状況になってしまった。急に遊び相手がいなくなってしまったのだ。たまに母親のトントが、興奮して我を忘れて全力で相手をしているが、やはり姉妹二匹と比べると役不足のようだ。また、他の古株猫達はみなメスで、揃って神経質と来ているため、なかなかシーザーに心を開かず、ゴマなんか近づく事すら許してくれない。シーザーが近づくことを喜ぶのは、犬のヨン位である。ウサギのウサコも近づくことは許している。喜んではいないみたいだが。

こうなると、欲求不満が高まるのも自然の事。シーザーは、人の顔を見ると、遊び相手をせがむようになった。まぁ、こちらの都合で兄姉妹生き別れの目にあってしまったのだから、責任は取らずばなるまい。棒の先にリボンをつけた手製の猫ジャラシでしばし遊んでやる。その元気たるや、凄いモンだ。部屋の隅から隅まで、全力疾走し、いきなり空中に跳ね上がり、まるでゴム鞠のようだ。正直、こんな小さい体のどこにそんなエネルギーがあるのか不思議になる。猫科の動物は総じて瞬発力に優れ、持久力に劣る、などというが、どうしてどうして。持久力だって侮れんよ。細い棒を振り回しているだけのこっちの方が先に疲れちゃうからね。

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2006/04/16

ちょうど一月

三匹の子猫たちが生まれて一月が経った。
体重は、茶虎が500g、あとの二匹は450g。だいたい5倍くらいに成長した。もう小さい歯も生えてきて、離乳食も食べる。自分でお皿から水も飲む。寝床のカゴを抜け出し、周りを冒険にでるようにもなった。まだ足元がおぼつかづ、歩くときはふらふらと頼りないが、それでも軽く小走りをし、自分たちでじゃれ合うようになった。母猫のトントが振るしっぽにじゃれつく様はかわいいの一言である。

これからの数ヶ月が一番可愛い時季だなぁ。
すぐに大きくなっちゃうからなぁ。

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2006/04/03

日進月歩

我が家の子猫どもの成長のテンポが上がってきた。

先のブログをアップした直後くらいから、眼が開き始めた。もちろん、最初のうちはまだよく物が見えていないのだが、三日もすると、物の認識が出来るようになってきたようで、生意気にも、人の顔を見て、ハッ、ハッ、ハッーと威嚇するようになった。まだ歯も生えていないというのにね。

この週末で、また一段と見違えるように成長した。体重は三匹とも300gを超えた。特に成長ぶりがよく分かるのが、耳の形だ。それまで子ライオンのように、丸みを帯びた形をしていたのが、はっきりと鋭角の角度を見せるようになり、大きさもそれまでの申し訳程度の物から、一回り大きくなっている。眼の成長が一段落したら、次は耳、と言うことなのか。自然ってのは、よくできているもんだ。

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2006/03/25

種の壁を越える、愛

子猫が生まれて一週間が経った。3匹とも順調に育っている。
今朝体重を計ってみたら、茶虎200g、黒195g、灰色185gと、それぞれ生まれたときの倍くらいの大きさになった。

母猫のトントもすっかりお母さんらしくなった。基本的には一日中子猫のそばに張り付いて、甲斐甲斐しく面倒をみてやっている。でも一日に何度かは、息居抜きに寝床のカゴを抜け出して、人に甘えにやってくる時がある。その隙に、赤ん坊を狙う影があった。

我が家のビーグル雑種のヨン(♀4歳)だ。

ヨンは、子犬の頃から犬に慣れた我が家の猫どもに囲まれて生活してきた事もあって、基本的に猫が大好きだ。また、ヨンが我が家に来てから半年くらいたった頃に、私が生後一週間くらいの子猫を4匹保護して育てたことがあり(そのうちの一匹が、←の画像の猫、ごま♀)、その子たちの母親代わりとしてなにかと面倒を見ていたこともあって、特に子猫が好きでたまらない。今回も、出産が一段落してからと言うもの、子猫の鳴き声を聞く度に、心配して世話をしたくてウズウズしていたのだ。

幸いトントもおとなしい優しい性格の猫なので、あまりヨンに対してキツイ警戒や攻撃はしてこない。それをいいことに初めのうちは、トントの頭上を飛び越えて、背中の側にいる子猫に鼻先を当てたりしていた。さすがにこれにはトントもいい顔をせず、多少は手が出るようにもなったので、最近はトントがいる時にはあまり近づかないようにしているみたいだが、トントが餌を食べているときとか、上記のように息抜きに抜け出したときとか、今がチャンスとばかりにスススーッとカゴに近づいて、一生懸命子猫のお尻をなめてやったりしている。ヨン自身は早くに避妊手術をしたので、出産経験も犬の子育て経験もないのだが、動物に備わっている母性本能なのだろうか、犬なりに頑張って世話しようとするその姿に感心するとともに、種を超えた愛情を、微笑ましく思う今日この頃である。
偉いぞ、ヨン。

ただ、母親のトントがカゴに帰ろうとする時に、うなって怒るのはやめようね。

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2006/03/17

虚弱猫トントの出産

昨夜、2時頃だったか、飼い猫の茶虎のキジ猫、トントが子猫を三匹出産した。

トントは昨年の秋頃に、母親が勤め先の近所で拾ってきた猫だ。拾ってきた当初は骨と皮だけの、餓死寸前のような猫だった。息も荒く、胸とお腹を大きく動かして、ゼェゼェ言いながら呼吸をする。ぱっと見て、猫エイズか白血病で末期の年寄り猫か、と考えた。母もその姿に見かねて、せめて最後くらいは楽にさせてやろう、と拾ってきたのだ。

しかし、よく観察してみると、ちょっと末期猫とは違う。
まず顔がきれいな状態だった。猫エイズ末期の猫などは、目やにがひどく、口の中も荒れているのが普通だ。また、特に下痢をしているわけでもなく、毛もさすがにパサついているが毛並みは悪くない。しんどそうに横になっていることが多いが、動けないわけでもない。餌も少食ではあるが、普通に食べている。ガリガリに痩せて息が荒い以外は、意外と健康体なのだ。不思議に思いつつ、しばらく様子を見ることにしたが、十日ほど経っても相変わらず荒い息で痩せたまま。通常、栄養状態のよいカリカリキャットフードを食べていれば、せめて体重くらいは増えるだろう、これは寄生虫でもいるのか、と母が動物病院に連れて行ってみて初めて事情が分かった。

この子は思っていたよりも若い猫で二~三歳くらいだろうとのこと。痩せているのは寄生虫のせいでも病気のせいでもなかった。レントゲンを撮って分かったのだが、横隔膜が肺のほうに上がっているとのこと。どうやら、交通事故とか誰かに蹴られたとか、物理的な衝撃を受けてそうなったようだ。そのせいで肺が圧縮されて息が荒くなり、内臓も十分に機能していないらしく栄養摂取が悪い。そのためなかなか太れず痩せていて、また体力も低いままなんだとか。外科手術でなおす事もできるが、個体への負担が大きく、この体力では耐えられないだろう、幸い普通に生きていく分には問題がないようだし、このまま世話してやった方がいい、とのことだった。

まぁ、そんなこんなで、トントは我が家で静かな猫としての生活を送っていた。もともと飼い猫だったらしく(どうやら前の飼い主は夜逃げしたらしい)、人なつこく、性格もおとなしい子で、まさかサカリがついていたとは誰も気がつかなかった。我が家には他に6匹の猫がいて(犬とウサギも各一匹いる)、ちょうどそのうちの一匹が避妊手術の時期だったので、そっちに気をとられていたこともある。
ある日、ふと気がつくとトントのお腹が一回り大きくなっていた。ようやく栄養状態がよくなってきたのか、と考えていたら、妊娠していたのだ。

それはそれで、そこまで猫として健康体になってきたのか、と喜ばしい事なのかも知れないが、気がかりなこともあった。先述の動物病院の先生に、やはり体力的な面からトントの避妊手術はできないし、まして出産なんて、最悪母子共に死ぬかもしれない、と言われていたのだ。そうはいっても、もうこうなったら成り行きにませるほか仕方がない。交尾の時期が特定できないので、正確な日はわからないが、出産は四月初旬頃だろうというので、それを待つことになった。

昨夜、風呂に入ろうとしたら母親の寝室の灯りがついている。どうしたのかと思ったら、母の布団の中で、出産が始まっていた。

最初に生まれてきた子猫はトントに似た茶虎だった。かなり小さい。やはり早産なのか、それともトントの身体的な制約のせいなのか。しかし、生まれても、親のトントはあまりかまってやろうとしていない。どうやら、かなり体がしんどいようだ。子猫も声はあげるものの、すこしぐったりとして、体温が低下している。やはり駄目か、と思いながら、体を拭いて、暖めてやる。しばらくすると、子猫はトントのお腹をまさぐり始めた。一生懸命乳首をくわえようとするが、どうもうまくいかない。何度も乳首のところへ顔を持って行ったりしているうちに、二匹目の出産が始まった。今度は黒いキジ猫だ。なんとか産み落としたものの、やはりトントは疲れてしまい、臍の緒を切れないでいる。母が何とか処理したが、子猫は声を上げない。鼻や口をテッシュで拭いて、逆さにして少し振ってやる。かすかに鳴き声を上げた。とりあえず一安心。

しばらくすると、二匹はなんとか元気がでたようで、鳴き声を上げて母猫にとりつくようになった。まだお腹に一匹ほどいそうだったが、とりあえず大丈夫そうなので、その場は母に任せて寝ることにする。翌朝見てみると、もう一匹、灰色の子猫が生まれており、三匹そろって乳を吸っていた。体重を計ってみたら、灰色が85g、黒が100g、茶虎も100gだった。少々小さいが、なんとか基準値内である。

もちろんトントも元気である。出産中はあまり母猫らしい姿をみられなかったが、今はしっかりとお母さんをやっている。私が体重を計る為に子猫を取り上げると必死になって取り返しにくる。母子共に死ぬかも、と言われていたのが不思議なくらいだ。生物ってのは、すごいもんだ。

新しい命の誕生に、人間だけでなく、他の猫や犬もそわそわしている(ウサギはさすがに無関心)。
とにかく元気に成長して欲しい。また折を見て記事にします。

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2006/01/29

クロ 〜みんなのうた〜

なにげなくみたNHKの『みんなのうた』で、遊佐未森の『クロ』という歌を聴いた。
ある日出会った半ノラの黒猫「クロ」との日々と、別れを唄った歌で、彼女の実体験を基にしているとのこと。一度でも動物と暮らした事がある人なら、絶対に切なくなり、泣けてくる、いい歌だ。

もう10年も前、東京でアパート暮らしをしていた頃、アメリカンショートヘアーの雑種らしき子猫を拾った。『もも』と名付けたその子は、顔は目ヤニだらけで、既に角膜は両目とも白く白濁していた。小さい体はガリガリに痩せていて、体重は600gほど。しかし、獣医によると、歯の具合から、既にもう生後三か月は経っているだろうとの事。極度の栄養失調状態だった。

部屋に連れて帰ってから三日ほどは眠りこけるだけで、水も飲まなかった。疲労と緊張からか、電気毛布の上でうずくまっていた彼女が、初めて体をのばし、お腹を見せて、安心しきって眠る姿を見た時の、なんとも言えない愛おしい感情を忘れる事ができない。こんな小さな命が、どれだけの苦労と苦痛を味わってきたのか、考えただけで胸が締め付けられるようだった。

その後、元気を取り戻したももは、三か月ほどであっという間に成長し、やんちゃ盛りのかわいい同居人になった。流しのシンクに入るのが一番のお気に入り。かつお節が大好きで、魚を焼くといつも背伸びしてグリルをのぞいていた。毎日帰宅すると玄関で待っていてくれて、パソコンに向かっていると、ずっと机の上で、静かに目を閉じ、たたずんでいた。

しかし、同居して半年を少し過ぎた頃、外に遊びにいったきり、帰ってこなかった。

それから二か月、近所を必死に探しまわった。仕事から帰ると、自分で作ったチラシを一件一件に配って回った。ペットの探偵まで雇った。しかし、見つからなかった。探偵が聞いた話だと、行方不明になった頃に近所で車に轢かれた猫がいたらしいが、それがももだったかどうかはわからない。

『クロ』を聴いて、久しぶりにもものアルバムを見返してみた。今でもたまに、あの後、誰か親切な人の家で世話になって、天寿を全うしていてくれればいいと、夢想する時がある。
ほんとに、『君に会えたことが宝物』だ。

話はそれるが、ももを探していた時、一番嫌で、傷付いた事がある。
それは、「お宅が探している猫を保護している」という連絡を受けて、先方に出向いてみると、明らかに違う猫が待っていた時だ。本当に、純粋に間違いなら仕方ない。しかし、どう見ても故意の間違いなのだ。性別も、毛の色も、大きさも、何一つ特長が合っていない。もちろん、猫をあまり飼った事のない人なら、仕方ない事かもしれないが、その人が私への連絡に使った、私が作ったチラシやポスターには、当時まだ高かったカラーコピーを使っていたので、毛の色などは間違えようがないはずなのだ。そして、この猫じゃない、と私が言った後には、必ずこう言われた。

「残念ね。でも困ったわ、私もこの猫飼えないし。よかったら、この猫連れていかない?」

これほど酷い仕打ちがあるだろうか?
要は初めから、人にその猫を押し付けるつもりで呼びつけたのだ。あまりにも無神経で思いやりのない話だ。何のために猫を探していると思っているのか。ももと共に過ごした日々があるからこそ、あの子を探している。いなくなったから、じゃあ代わりにこの猫で、と言うわけにはいかないのだ。さらに、猫を愛する身としては、目の前の猫のこの後を考えると、非常に辛く、悲しい気持ちになってしまう。きっとこの後、この人はこの猫をまた放置するのだろう。悪くすると、保健所に連絡するかもしれない。この猫の、それからの辛い日々を考えると、私だって連れ帰りたいのはヤマヤマだが、1Kのアパート暮らし(しかもペット禁止)では2匹も3匹も飼うわけにはいかない。今度こそももに会えるかもしれない、という淡い期待が打ち砕かれた落胆と、今見た猫の将来を案ずる辛さを抱えて、一人アパートに帰る時の悲しさといったらない。犬や猫を探すポスターやチラシを見る度に、この人たちのところにはあんな自分勝手な善意の連絡が行かないように願っている。

『クロ』というと、もう一つ、『クロ號』という漫画がある。厳しい猫の世界を淡々と描いている。こちらも猫好きにはお勧めだ。是非一度、読んでみて下さい。

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2005/12/05

猫のエミリーの大冒険

大西洋越え、ネコ大冒険 車や船乗り継ぎ米から仏へ

2005年12月04日15時14分

米北部ウィスコンシン州ミルウォーキー近くの家から9月末に行方不明になった生後約1年の雌ネコがフランス北部で見つかり、1日、飼い主のもとに戻された。貨物に紛れ込んで船で大西洋を渡ったらしく、米仏両国で話題が沸騰。帰りの航空機は、航空会社の支援でビジネスクラスの窓際席だった。

ネコの名は「エミリー」。フランス北東部ナンシーの薄板工場で10月24日に見つかった時には、やせて衰弱していた。

AP通信などによると、家の近くにあった紙の倉庫でコンテナの中に紛れ込み、トラックでシカゴへ、船で大西洋を横断してベルギーへ、さらにフランスへとたどり着いたらしい。

識別票をつけていたため、工場の関係者が米国の獣医師に連絡して身元と旅の全容が明らかに。「密航ネコ」「ネコのエミリー」と大西洋をはさんで有名になった。

帰りは薄板工場が検疫代を、コンチネンタル航空が移送を担った。ビジネスクラス席に係員と乗り、パリ北部の空港を出発。ニュージャージー州経由で、ミルウォーキーの空港に到着、飼い主のマケリニー一家と再会を果たした。

同通信によると、同家の息子ニック・ハーンドン君(9)はエミリーを抱いて「前より大きく、重くなった」。記者会見の間、エミリーは鳴いて、インタビューマイクをひっかこうとしたという。

無事に帰国できて良かったが、
エミリーにしてみたら、とんだ大冒険だったことだろう。
しかし、衰弱した猫を保護するだけでなく、
わざわざアメリカまで電話してくれた人がいたなんて、
世の中捨てたもんじゃないね。
おまけにビジネスクラスとは。
さすがヨーロッパ。
やる事が粋だね。

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