日曜日の朝日新聞についてくる " be on Sunday " 紙に、『休眠特許』というコラムがある。11/13のこのコーナーで、運転中に携帯電話を使用できなくする機械の特許の話が載っていた。理論は単純で、車の中に妨害電波を流し、車内を圏外にする、という。
しかし、この特許はコラムのタイトルどおり『休眠中』。
つまり、どこの企業にも採用されていない。
メーカーは一部のカーナビに影響しかねないと渋り、携帯各社も、携帯を使う機会が減ることにつながる発明に「歓迎できない機能」(幹部)と難色を示す。
ということで、採用にいたっていないらしい。
しかし、そんな理由でいいのだろうか? 現在、道路交通法の改正によって、運転中の手に持っての携帯使用は全面禁止になっている。それでも、交差点で少し観察すれば解るように、携帯片手に運転する輩は非常に多い。あんな運転をしている車に轢かれて死ぬなんて、まっぴらごめんだ。
これは人命にも関わる問題で、社会的に見ても非常に有意義な特許だと思う。それこそ他社に先駆けて採用するといった姿勢こそが、『社会の公器』としての企業のあり方ではないのだろうか? 特に携帯会社の対応などは、自分達の利益のためだけに、違反使用の機会を増やしている、反社会的な対応と言われても仕方ないのではないか?
携帯が絡んだ交通事故の多さに心を痛めてこの機械を開発したという、不動産会社経営者の福澤さんは、「電源を切らない人がいる限り、事業化の芽はある」と、あきらめないでいるそうだ。
この方の努力が実る日が一日でも早くくることを願わずにはいられない。
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