カテゴリー「書籍・雑誌」の4件の記事

2007/07/04

ボッてないで、マニュアルくらい付けようよ。

先日、ずっとほったらかしていたPhotoShopとFreeHandをアップグレードした。
PhotoShopは5.5からCS2を経てCS3へ。
FreeHandは9からMXへ。

で、CS2はこれまでのPhotoShop、というかAdobe製品の良い伝統を引き継いで、とても綺麗でわかりやすいマニュアルがついていたのだが、CS3にはついてこなかった。FreeHandもVer.9までは、Adobe製品程は力が入ってはいなかったが、それでも実用的なマニュアルが付いて来ていたのだが、MXにはついてこなかった。共にうすっぺたいファーストガイドが付いて来ているだけで、マニュアルはPDFにしてディスクに収録してあるそうだ。PDFにすることで、検索しやすく、見つけやすい、とのことなのだが、パソコンで作業していて、同じパソコンの画面でヘルプを見る事くらい、やっかいでめんどうなことはないというのに。

FreeHand MXの方は、Adobeに問い合わせたらもともとマニュアルが無いとの事。まぁもう、このソフトを使おうってな輩は、もとからのFreeHanderくらいしかいないんだろうけれど。それでもこれじゃ、新しく使おうという人が出てくる筈が無い。寂しい話だ。

PhotoShop CS3はパッケージをよく見たら、マニュアルは別売りで有る、との事。早速Adobeストアで発注する。送料込みで2000円弱。こんなんなら、パッケージに含めておいてよ、Adobeさん。マニュアル分はちゃんと払うから。850ページもあるマニュアルを、いちいちPDFなんかで見ていられないよ。

ついでに同じAdobeストアで、FreeHand MXの、わずか38ページでモノクロの上記のうすっぺたいファーストガイドが、なななななぁんと、5250円もする。
ボリすぎだっつーの、Adobe。

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2007/02/18

『不都合な真実』〜この人が大統領だったハズなのになぁ、大統領だったらなぁ〜 2

2/3のブログでも取り上げた、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏のドキュメンタリー映画、『不都合な真実』を観て来た。

テレビで紹介された事もあってか、平日であっても東京ではなかなかチケットがとれない盛況ぶりだ。まぁ、上映館が二つしかないせいもあるが、期待に違わず、非常に優れた内容の作品だった。2/3の段階ではなぜかアクセスできなかった公式サイト(パンクしてたのかな?)も、今は普通にアクセスできるので、まだ映画を観ていない人は一度そちらを見てほしい。冒頭、なにやらオドロオドロしい、パニック映画の宣伝のような予告編が流れるが、実際の映画は実に淡々としたものだ。しかし、その内容はどんなパニック映画よりも衝撃的だ。

映画の類別としては、ドキュメンタリー映画ということになっているので、ところどころで彼自身の経験や思い出、実際に温暖化の影響でおこった災害のニュース映像などが挿入されているが、映画というよりむしろ、アル・ゴア氏がアメリカのどこかで行っている講演に、衛星中継を通して参加しているような感じだ。地球温暖化とその問題を、非常に簡潔、明快な言葉で説明し、わかりやすいデータを提示し、時にウィットに富んだ皮肉でもって、それに対処する必要性、緊急性を訴えている。

熱湯に飛び込んだカエルはすぐに飛び出すが、ぬるま湯に入れられたカエルは、温度を上げられても変化に気がつかず、その結果、カエルは…、

というアニメで笑いを取っていたが(なんで笑いが取れたかは実際に映画をご覧になってください(^^)。)、実際にぬるま湯に入れられている“カエル”の我々は、早く自分たち自身でその危険性に気がついて飛び出さないといけない。アル・ゴア氏は繰り返し、『これはモラルの問題だ』と述べていた。政治を動かすためにも、まずは事実を認め、自分のできる事を始めなければならない。最近、自分のバイクのメインジェットの番手を175番から230番にあげた男が(要は燃費を悪い方に振ったっちゅーことやね)、こんなこというのもなんだけどね(^_^;。ともかく、できることからやっていこう、という思いを強くさせてくれる映画だった。

そしてさらに、やはりしみじみと、この人が今の腰抜けテキサスカウボーイの代わりにホワイトハウスにいてくれたらなぁ、と思わずにはいられなかった。アメリカは今や、世界で一番排ガスに対する規制の緩い国になっている。京都議定書もまだ批准していない。

(余談だが、オーストラリアもまだ批准していなかった。
1/24のブログでも書いたが“オーストラリアよ、お前もか!”という気持ち再びである。しかし、オーストラリアなんか、環境問題には敏感な気がするんだけれどね。オゾンホールが問題になった頃は、子供たちが外で遊ぶ際は必ず帽子と日焼け止めを塗るよう、推奨していたし。)

でもかつては、世界に先駆けて『マスキー法』という自動車の排ガス規制を作った国なのだ(実際には実施期限前に廃案になったらしいが)。その気にさえなってくれれば、一気に(余計な所まで(^_^;)突っ走ってくれそうなんだけれどなぁ。

ともあれ、

『変化をもたらすために我々に残された時間はもはやそれほど多くはないが、かといって、まったくないわけではない。』

というアル・ゴア氏の、どこまでも前向きな姿勢に敬意を表し、その熱意が実ることを願い、応援し、見習っていきたいと思う。

あと、この映画を観た方には、こちらの本もお勧めしておきます。

『あなたが世界を変える日』

さらに余談。
この映画の中で、アル・ゴア氏はMacを使ってプレゼンしているが(彼はアップル・コンピュータの取締役会のメンバーでもある)、やっぱ使っているのはPower Pointぢゃなくて、Keynoteなのかな(^_^;?

<5/22 追記>
今日、本の方の『不都合な真実』を読み終えた。分厚い割には、図表などが多く、内容も上記映画とほぼ同じなので、すらすらと読み終える事ができた。2800円の値段以上の価値はある本だと思う。
で、この本の最後、謝辞の所で、アル・ゴア氏が普段プレゼンでKeynote2を使っている事が書いてありました(^^)。

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2007/01/05

10ン年振り?

10年以上前、モアイ像で有名なイースター島に旅行に行ったことがあるのだが(現地の人はイースター島とは呼ばず、ラパヌイと呼ぶので、以下それで行く)、その時一緒になった日本人旅行者から、唐突に年賀メールが来た。まぁ、懐かしいし、覚えてもらっていて、ありがたい話だ。
久しぶりに当時を思いかえしたりした。

当時、まだ協力隊に行く前だった私は、個人での海外旅行は初めてだと言うのに全然英語が話せず、しかも南米がスペイン語圏だと言うことさえも知らず、普通に飛行機で行けば日本から30時間くらいかかるラパヌイまで一気に行こう、という、今考えれば無謀としか言い様のないスケジュールで、まぁなんとかなるさ、と気楽に考え過ぎて旅に出た。結局、飛行機の便の都合で、一旦チリのサンチャゴで足留めされたが、それがなかったらとてもじゃないが体が持たなかったろう。それでも案の定、大変な旅行になってしまった。

例えば、南米に行くのになぜか一度アメリカ合衆国に入国しなければならず、アメリカからチリ行きに飛行機の乗り継ぎ時間が二時間しかなかったので、入国審査してすぐ出国審査と、デカい荷物を抱えてロスの空港を汗だくで右往左往したり、チリについてからの宿を全く考えていなかったので、サンチャゴの空港でスペイン語に囲まれてどうしていいのか途方に暮れていたり。

なんとかたどり着いたラパヌイも、結局言葉の問題から、今考えればとてつもなくもったいないのだが、二週間ほど滞在していながら、ほとんど現地の人との交流が持てなかった。ちょうど独立記念日前後の頃で、島全体がお祭りムードだったのに。ついでに、17歳の白人美少女とのロマンスもありそうだったのに(T_T)。今なら無理矢理でも交流しているだろう(^_^;。

で、今回年賀メールをくれた彼は、当時東大を休学して南米にサッカー留学していて、スペイン語が話せた。おかげで、宿やレンタカーの値段交渉や、帰りの飛行機のリコンファームなど、ずいぶんと助けてもらったし、旅行自体、楽しいものになった。その後、帰国してから、二度ほど旅行で知り合った人たちと一緒に食事をしたように思うが、それからしばらくはお互い連絡をとっていなかった。確か日本郵船に就職した、と聞いていたが、今回貰ったメールにあるURLによると、語学に関する本を執筆しているらしい。

『こねこねのさいと』

せっかくだし、面白そうだから、一冊買ってみようかな。特に英語の勉強に興味のある方は、上のSiteを御覧になってみてください。

ちなみに、このWeb Siteの、とあるところに、小さいながら当時の私が写っている写真があった。
若いなぁ、俺。あれからいろんな意味で、全然成長してないなぁ。とほほ。

<追記>
こちらは2004年にパラオで開催された第9回太平洋芸術祭でのラパヌイのパフォーマンス。ラパヌイはポリネシアと南米の血が混ざっているせいか、美男美女が多いです。

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2006/01/29

クロ 〜みんなのうた〜

なにげなくみたNHKの『みんなのうた』で、遊佐未森の『クロ』という歌を聴いた。
ある日出会った半ノラの黒猫「クロ」との日々と、別れを唄った歌で、彼女の実体験を基にしているとのこと。一度でも動物と暮らした事がある人なら、絶対に切なくなり、泣けてくる、いい歌だ。

もう10年も前、東京でアパート暮らしをしていた頃、アメリカンショートヘアーの雑種らしき子猫を拾った。『もも』と名付けたその子は、顔は目ヤニだらけで、既に角膜は両目とも白く白濁していた。小さい体はガリガリに痩せていて、体重は600gほど。しかし、獣医によると、歯の具合から、既にもう生後三か月は経っているだろうとの事。極度の栄養失調状態だった。

部屋に連れて帰ってから三日ほどは眠りこけるだけで、水も飲まなかった。疲労と緊張からか、電気毛布の上でうずくまっていた彼女が、初めて体をのばし、お腹を見せて、安心しきって眠る姿を見た時の、なんとも言えない愛おしい感情を忘れる事ができない。こんな小さな命が、どれだけの苦労と苦痛を味わってきたのか、考えただけで胸が締め付けられるようだった。

その後、元気を取り戻したももは、三か月ほどであっという間に成長し、やんちゃ盛りのかわいい同居人になった。流しのシンクに入るのが一番のお気に入り。かつお節が大好きで、魚を焼くといつも背伸びしてグリルをのぞいていた。毎日帰宅すると玄関で待っていてくれて、パソコンに向かっていると、ずっと机の上で、静かに目を閉じ、たたずんでいた。

しかし、同居して半年を少し過ぎた頃、外に遊びにいったきり、帰ってこなかった。

それから二か月、近所を必死に探しまわった。仕事から帰ると、自分で作ったチラシを一件一件に配って回った。ペットの探偵まで雇った。しかし、見つからなかった。探偵が聞いた話だと、行方不明になった頃に近所で車に轢かれた猫がいたらしいが、それがももだったかどうかはわからない。

『クロ』を聴いて、久しぶりにもものアルバムを見返してみた。今でもたまに、あの後、誰か親切な人の家で世話になって、天寿を全うしていてくれればいいと、夢想する時がある。
ほんとに、『君に会えたことが宝物』だ。

話はそれるが、ももを探していた時、一番嫌で、傷付いた事がある。
それは、「お宅が探している猫を保護している」という連絡を受けて、先方に出向いてみると、明らかに違う猫が待っていた時だ。本当に、純粋に間違いなら仕方ない。しかし、どう見ても故意の間違いなのだ。性別も、毛の色も、大きさも、何一つ特長が合っていない。もちろん、猫をあまり飼った事のない人なら、仕方ない事かもしれないが、その人が私への連絡に使った、私が作ったチラシやポスターには、当時まだ高かったカラーコピーを使っていたので、毛の色などは間違えようがないはずなのだ。そして、この猫じゃない、と私が言った後には、必ずこう言われた。

「残念ね。でも困ったわ、私もこの猫飼えないし。よかったら、この猫連れていかない?」

これほど酷い仕打ちがあるだろうか?
要は初めから、人にその猫を押し付けるつもりで呼びつけたのだ。あまりにも無神経で思いやりのない話だ。何のために猫を探していると思っているのか。ももと共に過ごした日々があるからこそ、あの子を探している。いなくなったから、じゃあ代わりにこの猫で、と言うわけにはいかないのだ。さらに、猫を愛する身としては、目の前の猫のこの後を考えると、非常に辛く、悲しい気持ちになってしまう。きっとこの後、この人はこの猫をまた放置するのだろう。悪くすると、保健所に連絡するかもしれない。この猫の、それからの辛い日々を考えると、私だって連れ帰りたいのはヤマヤマだが、1Kのアパート暮らし(しかもペット禁止)では2匹も3匹も飼うわけにはいかない。今度こそももに会えるかもしれない、という淡い期待が打ち砕かれた落胆と、今見た猫の将来を案ずる辛さを抱えて、一人アパートに帰る時の悲しさといったらない。犬や猫を探すポスターやチラシを見る度に、この人たちのところにはあんな自分勝手な善意の連絡が行かないように願っている。

『クロ』というと、もう一つ、『クロ號』という漫画がある。厳しい猫の世界を淡々と描いている。こちらも猫好きにはお勧めだ。是非一度、読んでみて下さい。

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